好きなこと、話そ!

田代 わこ

親密デートに♡ カワイイ絵がいっぱい♪『オルセーのナビ派展』

2017.2.26
東京・丸の内にある三菱一号館美術館で『オルセーのナビ派展』がはじまりました。“ナビ派” なんて、いかにも難しそうですが、女性や子供、猫などを描いたカワイイ絵が多く、実はデート向き。しかも、展示室が比較的小さめなので、彼と寄り添って鑑賞できるというオマケ付き♡ どんな展覧会か、詳しくご紹介します!

東京・丸の内にある三菱一号館美術館で『オルセーのナビ派展』がはじまりました。“ナビ派” なんて、いかにも難しそうですが、女性や子供、猫などを描いたカワイイ絵が多く、実はデート向き。しかも、展示室が比較的小さめなので、彼と寄り添って鑑賞できるというオマケ付き♡ どんな展覧会か、詳しくご紹介します!

『オルセーのナビ派展』とは?

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【女子的アートナビ】vol. 58

『オルセーのナビ派展:美の預言者たち―ささやきとざわめき』では、パリのオルセー美術館が所蔵するナビ派のコレクションからセレクトされた油彩や素描など約80点を紹介。日本でナビ派を本格的に紹介する展覧会が開かれるのは初めてとのことで、ボナールやヴュイヤール、ヴァロットンなど、ナビ派の作品をまとめて見られるまたとないチャンスです。

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一般公開に先駆けて行われたプレス内覧会では、フランスから来日されたオルセー美術館の方々が登壇。「本展のためにナビ派の傑作をオルセー美術館から集めてきた」と語ってくれました。(写真は、左から三菱一号館美術館館長の高橋明也さん、オルセー美術館・オランジュリー美術館総裁のギ・コジュヴァルさん、オルセー美術館学芸員のイザベル・カーンさん。)

ナビ派って?

とはいえ、「ナビ派」って、聞きなれない言葉ですよね。印象派なら知っているけれど、ナビ派ってなに? という人がほとんどと思います。

「ナビ派」とは、19世紀末のパリで活動した芸術家グループのこと。自分たちのことを、ヘブライ語で“預言者”の意味を持つ「ナビ」と呼び、新しい芸術表現を求めていった人たちです。

ナビ派の画家たちは、以前『ゴッホとゴーギャン展』でもご紹介したポール・ゴーギャン(ゴーガン)から影響を受け、作品では平面性や装飾性を重視。また、目に見えないものや、子供や猫など身近なものなどをテーマに描いている点もナビ派の特徴で、“親密派”とも呼ばれています。

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オルセー美術館総裁ギ・コジュヴァルさんのお話しによると、ナビ派は友人たちの集まりからスタートしたとのこと。でも、ただの友人ではなく、「画家で知識人であり、哲学や詩にも興味を持っていた人たち」だったそうです。

カワイイ♪にゃんこと女性

それでは、プレス内覧会で撮影したナビ派の作品をご覧ください(※)。まずご紹介するのは、本展のポスターにも使われているピエール・ボナール作《格子柄のブラウス》。

縦長のカンヴァスに、猫を抱えて食事をしている女性の様子が描かれています。猫がお皿に手を伸ばしている姿がカワイイですよね。この作品は、日本美術の影響を受けているとのこと。細長い画面は掛け軸から、また人物の両端がカットされているのは浮世絵の構図からヒントを得ているそうです。

自画像でもカワイイ

次の絵は、エドゥアール・ヴュイヤールの《八角形の自画像》。

髪は黄色、ヒゲはオレンジでかなり奇抜な色彩ですが、ちょっとカワイイ雰囲気を醸し出しています。この作品は、オルセー美術館に新規収蔵されたもので、ナビ派のなかでも前衛的な作品のひとつとして注目されているとのこと。インパクト強めな作品で、一度見たら忘れられません!

カワイイけど不気味

最後に、私のイチオシ作品をご紹介。ナビ派のなかでも一番好きな画家、フェリックス・ヴァロットンの《ボール》です。

手前に赤いボールを追いかける少女が描かれ、画面奥の木陰には二人の女性が立っています。子供と女性たちの間には不自然なほど距離があり、また左半分に描かれている影の存在も不気味。一見するとカワイイのですが、見ているとどんどん胸騒ぎがしてくる不思議な作品です。この絵は何度か来日しているのですが、見るたびにどんどん好きになっていきます!

デートにもぴったり!

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ナビ派の作品、いかがでしたか? ほかにも癒し系の作品やドキッとする裸体画などもあり、見どころがいっぱいです。さらに、この美術館は洋館風のカワイイ建物で、窓から見える中庭の景色もオシャレ。便利な丸の内にあるので、デートにもぴったりです。館内には、テレビドラマのロケにも使われているステキなカフェもあるので、ぜひ彼を誘って出かけてみてくださいね!

※プレス内覧会で撮影した作品写真の掲載は、展覧会期間中のみとなっています。

Information

会期:~ 5月21日(日)※休館日は月曜日(但し、3月20日、5月1日、15日は開館)
時間:10:00 ~ 18:00(祝日を除く金曜、第2水曜、会期最終週平日は20:00まで)※入館は閉館の30分前まで
会場:三菱一号館美術館
料金:一般 1,700円/大学生・高校生 1,000円/小・中学生 500円

http://mimt.jp/

この記事を書いた人

田代 わこ
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出版社勤務を経て、フリーランスのライター・エディターに。主にエンタメ系コンテンツ記事を執筆。趣味は美術鑑賞と絵を描くこと。ananwebでは「カメラマンが教える! いいね! がつくスマホの撮影テク」も連載中です!