運気が下がってしまいます…【占い師解説】夏祭りや花火大会でやってはいけない「NG行動」

文・脇田尚揮 — 2024.8.2
夏の夜はお祭りや花火大会など、私たちの心をワクワクさせるイベントが盛りだくさん。しかし、知らないうちに踏み込んではいけないところに足を運んでしまうと、取り返しのつかないことになる場合も……。そこで今回は、「夏祭りや花火大会でのNG行動」についてご紹介します。

花火大会の最中に水辺に近づく

山梨県・富士河口湖町 河口湖湖上祭の花火

花火大会は夏の夜空を彩る美しい風物詩。特に、水辺や海など水面に移る花火は、空だけでなく地上にも花が咲いたようで綺麗ですよね。でも、花火大会の最中に水辺に近づくのは避けましょう。

花火は元々、灯籠流しのように死者をおくるしきたりの“送り火”としての意味合いもあるとされます。そして、夏の夜の水辺は霊的なものが顕現しやすい環境。このように“出る”条件が整っているため、花火を楽しもうと水辺に近づくと何かに足をすくわれてしまう恐れが……。思わぬ水難事故につながることもあるので、花火大会の最中は水辺に近づくことは避けましょう。

花火が終わった後、独りで会場にとどまる

花火大会が終わった後は、なんとなく寂しくなりメランコリックな気持ちになってしまいがちかもしれません。華やかな時間や屋台の喧騒が落ち着いて、家路につく人たちの流れを見ていると夏の終わりを感じるからでしょう。

そんなときに、独りでいつまでも会場にとどまっているのはNGです。そのままどこか別世界にさまよい出たい気持ちにかられ、いつもの常識的な判断ができなくなってしまうかも。そんなときこそ、魔がさしてしまうもの。よからぬ邪気にあてられる前に、日常へ戻りましょう。

気分が落ちているのに夏祭りに参加する

気分が落ちているのに夏祭りに参加する

夏祭りは本来、神事と関係が深いものです。盆踊りはご先祖様の魂をお迎えしておもてなしをするものであり、おみこしは神様を乗せて地域を回る地鎮の意味合いがあるとされます。

そんなハレの日である夏祭りは、「穢れ=気枯れ」を嫌うのです。気枯れとは、身内が亡くなったり病気にかかっている、あるいはメンタルが落ちて気力が消耗しているなど、“気”が枯れている状態などを指します。そんなときは夏祭りに参加することは避けた方が無難でしょう。

18時以降、稲荷神社(お稲荷さん)にお参りする

祭りが催されるのは、神社の付近や境内であることも多いですよね。そして、その中には“お稲荷さん”が祀られていることもあるでしょう。ただ、祭りの流れで18時以降、お稲荷さんに参拝するのはやめましょう。

18時から深夜0時にかけての時間帯は不吉な時間帯。古来日本でも18時頃は「逢魔が時(おうまがとき)」と呼ばれ、妖怪や幽霊の出会いやすい不吉な時間帯とされています。また、お稲荷さんは場合によっては祟り神であることもあるため、この時間帯にお参りすることは危険といえるでしょう。

おわりに

夏に催される歴史あるイベントは、本来ご先祖様を慰めるためのものであったり、神様に対して感謝の気持ちを表現するためのものであることがほとんど。もちろん、せっかくの機会なので楽しむ気持ちも大切ですが、目に見えないものに対して不敬に当たることをしてしまうのはNGです。夏の風物詩は節度を大切に楽しむことが、運気も元気も高めてくれるアクションと言えるかもしれません。

脇田尚揮/占い・心理テストクリエーター
株式会社ヒューマン・ライフ出版代表取締役社長、企業占術鑑定士、大学講師、秀心寺住職。全面監修・執筆をしたオーダーメードダイアリー『まむすび手帳』は予約受け付け中。

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