【金メダリスト】高橋尚子さんが伝授。夏マラソンを完走するポイント10。
【マラソン部ニュース】vol.18 文・anan総研編集部
4月12日「グアムインターナショナルマラソン2015(GIM)」に挑戦した、anan総研マラソン部。
フルマラソン挑戦前日に、あのシドニーオリンピック金メダリストで、「Qちゃん」の愛称で人気のあの高橋尚子さんから、「GIM」を完走するための秘訣を聞いてきました。
高橋尚子さんは、「グアムインターナショナルマラソン2015(GIM)」の大会アンバサダーとして、ランナーたちの強力な応援団として精力的に活動。その活動の一環として、マラソン前日、anan総研メンバーも宿泊したホテル「PIC(パシフィックアイランドクラブ)」で行われたエキスポで、ゼッケンを受け取るためにエントリーに訪れたランナーたちに「GIM攻略のための特別講義」を行ったのです。
その模様を、みなさんにもお伝えします。
この秘訣、これからの季節、暑い時期のマラソンにとても効果的ですので、コッソリ教えちゃいますね。
高橋尚子さん登場!
ポイント1
前日の夜は炭水化物を食べる!
マラソンはプロ選手でも2時間以上、アマチュアランナーなら4,5時間走り続けるスポーツです。とてもお腹が減ります。ですので、エネルギーの源である炭水化物がとても重要となります。私が現役の時は前日の夜、力うどんをおかずにご飯を食べてました。
あと、当然のことですが、前日のビールは控えめに。アルコールを分解するときに水分を使いますので、レース中、脱水症状になる可能性が高まります。ビールはレースのご褒美にとっておきましょうね。
ポイント2
20時には寝る!
「GIM」は、スタート時間が早朝3時です。ということは少なくとも1時には起きて食事を摂らないといけないので、計算すると20時にはベッドに入っていたいですね。うん、寝れない? いいんです、寝られなくても。1日くらい寝なくても走れます(笑)。
でも、寝られないからといって、テレビ、ケータイ、パソコンはNG。そういうのを見てしまうと、体が休まりません。ベッドに入って目を閉じ、体を休めてください。
ポイント3
ホテルで腹筋!
スタート地点に行ってからストレッチをする人が多いと思いますが、まず、ホテルで腹筋に軽く刺激を入れてください。でも、そんなすごくしなくていいです。5~10回、腹筋をしましょう。ちなみに私の場合は、普段は2000回、レース当日の朝は50回、腹筋してました。
マラソンて、実は腹筋をすごく使うスポーツ。前に走るために、前のめりな姿勢を取る必要があるのですが、腹筋がないとのけ反っちゃう。それでは、速くは走れません。ですから、レース前は「これから使いますよ」という感じで、腹筋に挨拶してあげる必要があるんです。