食らいつき合コン道 vol. 22 勃発! 女子力競争。

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女子力競争の舞台

合コンの参加理由って「人脈を広げるため」とか「恋人候補をみつけるため」とか「友達の誘いで」とか色々ありますが、(参照記事『vol. 1「合コンは、宇宙だ!」』https://ananweb.jp/night/gokon/14002/)、どんな理由だとしても、誰もが“女性と男性が出会う場所”という認識で参加しています。

『合コンにどんな服装で行きますか?』という質問を女性100人にしてみたところ、55%の人が「スカートやワンピースを着る」や「清楚で大人っぽく見える服装を選ぶ」などと、“女子っぽい”スタイルで臨むと回答しました。

その一方で、「あえて男ウケするような服装はしない」や「カジュアルな服装で行く」という人が全体の2割ほど。男性のことを全く意識していないのか? と思いきや…

「あんまり男性ウケを狙った服装で行くと、がっついてると思って警戒されそうだから」(22歳・学生)
「普段のカジュアルな服装を好きになってもらいたいから、あえてスカートは履かない」(24歳・会社員)

などなど、“女の子っぽい服装をしない”≠“男性のことを意識していない”だということが分かります。

着ていく服装ひとつをとってみても、合コンが“女子っぽさを見られる場”だと考えられていることがよく分かります。

そのような場でしばしば勃発するのが女子力競争です。

よくTwitterやFacebookで「今日は○○とパンケーキ♡ かわいすぎる~。甘い物食べてめっちゃ癒された(o^^o)」とか「じゃーん!気合い入れてお料理しちゃいました、鮭のムニエルとブロッコリーのパスタ☆ 最近バジルに凝ってます(*^^*)」なんてつぶやきを女子がこぞってしているのを見ますが、あれと似ています。そういう投稿の数、そして「いいね!」の数が、自分の“女子度”の高さなんです。

合コンの場合には、男性からのアプローチ=いいね!みたいなもので、男性から「○○ちゃんって可愛いね」と評価されるほどに、自分の“女子度”の高さを実感できる。

一緒に参加した友人と張り合って勝ち負けを競うという訳ではないのですが、あえてステレオタイプ的な“女子”を演じて、どれだけ自分に需要があるのかを知ることでちょっとした自信を身に付けられるんですよね。

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