ビタミンCはレモンの約34倍!? “アセロラ”が再注目されているワケ

2022.11.19
2022年秋「カラダにいいもの大賞」から、“カラダにいいもの いいこと”をお届け。お馴染みの小さな赤い果実・アセロラが再注目されているワケは、免疫力への関心の高まりと、含有する豊富なビタミンC! 手軽に摂れる商品も続々登場しています。

ビタミンCをこまめに摂ることが健康や美肌作りのサポートに。

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食の知識が豊富で、SNSではヘルシーな料理レシピを紹介しているケリーさん。企業とコラボして、ローフードスイーツやヴィーガンレシピを開発するなどの活躍をする中で、いま毎日積極的に、食生活に取り入れている食材のひとつが、アセロラなのだそう。

「自粛生活を経て、健康管理に目を向ける人が増えたと思います。特に、免疫力を高める食材が人気で、その流れから、アセロラが改めて注目を集めているのではないでしょうか。栄養価の高いアセロラは、ビタミンCの含有量がレモンの約34倍。免疫力をサポートしたり、美容効果が期待できるとして、昔から親しまれてきたフルーツです」

アセロラは、子供の頃からケリーさんの身近にあったのだそう。

「ブラジルでは、アセロラの実をピューレにしたものがスーパーで気軽に買えたり、レストランのメニューにはアセロラジュースが当たり前のようにありました。親戚の叔父さんの家の庭にはアセロラの木があったので、遊びに行くたびに実をもらって帰ると、お母さんがアセロラジュースを作ってくれたりも。今でも帰省時に叔父さんの家に行くと、冷凍にした実をもらっています(笑)」

フレッシュな実が手に入りにくい日本では、冷凍のアセロラが重宝するそう。

「おやつでそのまま食べたり、ヨーグルトやサラダにトッピングしたり。難しい料理ではなく、手軽にそのまま食べられるのがいいところ。毎日こまめに摂ることで、健康はもちろん、美肌作りのサポートにもなりますから」

【アセロラ】
学名:Malpighia emarginata DC.
分類: キントラノオ科ヒイラギトラノオ属
原産: 西インド諸島、南アメリカ、中央アメリカ

・抗酸化作用をもたらす、ビタミンCが豊富。
・免疫力アップや美肌作りのサポートに。
・ブラジルやハワイの他、日本では沖縄で作られている。
・傷みやすいため、生の実は生産地以外では食べられない。

ケリーさんおすすめの簡単レシピは、スムージーやビタミンウォーター。特に後者は手軽で「家を出る前に、ボトルにスライスした生姜やシナモン、冷凍のアセロラの実を入れ、水を注ぐだけ。水を飲み切ったら、最後に実を食べます」。

おすすめアセロラアイテム4選

まずはこれ。飲むアセロラの定番品。

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サントリー「ニチレイ アセロラリフレッシュ」
一度は見たことがあるであろうアセロラドリンクの定番。ペットボトルスタイルで持ち運びやすく、毎日の習慣作りにぴったり! アセロラ果実由来100%の天然ビタミンCを配合。栄養機能食品(ビタミンC)。コンパクトな280mlも。430ml¥160*編集部調べ(サントリーお客様相談室 TEL:0120・139・320)

果肉感も楽しめる自然派ジュース。

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大穂製作所「カラダ喜ぶ天然ビタミンCジュース アセロラ100%(冷凍)」
石垣島で自社栽培したアセロラを圧搾、パックに充填した無添加・無調整の果汁100%ジュース。果肉感を残したペースト状で、果実を食べているような食感。ビタミンCの吸収率を高めるため、1パックを数日に分けて飲むのがポイント。100g×10パック¥10,800*編集部調べ(大穂製作所 TEL:0980・83・1220)

ゼリーで1日分のビタミンCを摂取。

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アセローラフレッシュ「アセローラ飲むゼリー」
1パックに1日分のビタミンCが含まれたゼリータイプのアセロラドリンク。沖縄県産の露地栽培した新鮮なアセロラを、そのまま食べやすいゼリーに。食欲がない時でも無理なく続けられる、アセロラ習慣の心強い味方に。130g×8パック¥2,808*編集部調べ(アセローラフレッシュ TEL:0980・47・2505)

振りかけるだけのお手軽アセロラ。

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原料屋「有機アセロラ粉末ビタミンC」
有機アセロラ果実を粉末化。水やジュース、ヨーグルトなどに振りかけるだけでビタミンCを補うことができる。ポリフェノールやカリウム、食物繊維といったアセロラの成分もそのまま配合。栄養機能食品(ビタミンC)。30g¥1,980*編集部調べ(健康食品の原料屋本店 https://www.genryoya.com

Kellyさん モデル、アセロラ親善大使。1984年11月21日生まれ、ブラジル出身のファッションモデル。スーパーフードマイスターやローフードシェフの資格を持っており、食に精通。

※『anan』2022年11月23日号より。イラスト・別府麻衣 取材、文・若山あや

(by anan編集部)