新田真剣佑の“選択”と“決断” 後悔のない選択をするために大切なこと

2021.2.17
幼い頃から絆を育んだ親友でありながら、ある出来事をきっかけに、岩田さん演じるキダは闇の交渉屋に、新田さん演じるマコトは会社経営者に…と、全く別の道へ進み、10年に及ぶ壮大な計画を実行するという物語――。そんな現在公開中の映画『名も無き世界のエンドロール』で初共演を果たした、岩田剛典さんと新田真剣佑さん。ここでは、自らの決断で人生を変える大きな選択をする役柄を演じた新田さんに、ご自身の“選択力”“決断力”について語っていただきました。

新田真剣佑:どんな決断も迷わないし後悔しない。どれも経験になるから。

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何かを決断しなければいけない状況になった時、僕はわりと迷わずすっぱり決めてしまうほうなんです。直感、なのかな。あまりムダなことを考えたくないんだと思います。僕にとって作品選びは、毎回大きな選択です。何が決め手になるのかはその時どきによりますけど、今作は脚本を読んだ時にストーリーがとてもおもしろくて、すごく興味を持ったから。この世界観に参加したい、挑戦してみたいって思ったんです。

子どもの頃はアメリカに住んでいて、日本で役者をやりたいと思ったのは15歳の時。普段はアメリカの映画ばかり観ていたんですけど、ある時、日本の映画を観たら「この人みたいになりたい」という役者さんと出会って…。それがきっかけです。でもその選択も、誰かに相談することなく、自分で決めました。

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これまでの選択で、後悔したことはありません。同じ後悔なら、やらないよりも、やってみて後悔したほうがいい。たとえうまくいかなかったとしても、一つひとつが経験になりますから。結構ポジティブなので、何事も全力でやっています。どんなふうにポジティブかというと…たとえばアイスを落としちゃっても、また買えばいいや、「まいっか」って思うタイプです(笑)。でもこの“まいっか”って、本当に大事だと思いますよ。この仕事は、毎回気持ちを切り替えながら、役と向き合うことが大切になるので。

気持ちの切り替えといえば、自粛期間中に映画やドラマを観られたのもいいリフレッシュに。ちょっと休憩って、時にはいいものですね。

『名も無き世界のエンドロール』 少年時代からの親友キダとマコトは、ある出来事をきっかけに、裏と表、それぞれの社会でのし上がり、壮大な計画へと身を投じていく。その先に待つ衝撃の結末とは…。原作は行成薫の人気サスペンス小説。監督/佐藤祐市 出演/岩田剛典、新田真剣佑ほか 全国にて絶賛公開中。dTVでは、岩田さん演じるキダのもう一つの物語が語られる連動ドラマ『Re:名も無き世界のエンドロール』も配信中。

あらた・まっけんゆう 1996年11月16日生まれ、ロサンゼルス出身。2014年に日本での俳優活動を開始。3月に映画『ブレイブ ‐群青戦記‐』、4月に映画『るろうに剣心 最終章 The Final』が公開予定。

(1枚目・2枚目写真右)レザーブルゾン¥337,000 Tシャツ¥38,000 パンツ¥78,000(以上メゾン マルジェラ/メゾン マルジェラ トウキョウ TEL:03・5725・2414) ピアス¥250,000(ティファニー/ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インクTEL:0120・488・712)

いわた・たかのり 1989年3月6日生まれ、愛知県出身。EXILE兼三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEパフォーマー。現在公開中の映画『新解釈・三國志』では趙雲を演じている。

レザージャケット¥395,000 シャツ¥125,000 パンツ¥57,000 ベルト¥43,000(以上CELINE HOMME BY HEDI SLIMANE/セリーヌ ジャパン TEL:03・5414・1401)

※『anan』2021年2月24日号より。写真・伊藤彰紀(aosora) スタイリスト・渡辺康裕(W/岩田さん) 櫻井賢之(casico/新田さん) ヘア&メイク・下川真矢(BERYL/岩田さん) カスヤ ユウスケ(新田さん) 取材、文・菅野綾子 保手濱奈美

(by anan編集部)