【スマホカメラのAE/AFロック】カメラマンが教える! いいね! がつくスマホの撮影テク #4

写真、イラスト、文:田代わこ — 2016.8.23
「いいね!」がつく写真を撮ってみたいみなさん、第4回目のレッスンがはじまります! 前回までの “イメージ”、“光の角度と強弱” はインプットしましたか? 今回は、スマホカメラの基本的な使い方を確認します。ご指導くださるのは、料理写真教室を開かれているプロカメラマンの佐藤朗さん☆ 先生、よろしくお願いします!

【カメラマンが教える! いいね! がつくスマホの撮影テク】vol. 4

スマホカメラの使い方?

これまでのレッスンで、写真撮影には「イメージ」と「光」が大切、と教えていただきました。佐藤先生、写真の撮り方については、これで終わり……じゃないですよね?

「もちろんです! まだまだ大事なポイントはありますが、その前に今回はスマホカメラの使い方を改めて確認しましょう」。

先生、いくらカメラ素人の私でも、スマホカメラぐらい使えますよ。これまでのレッスンで、トマトの写真もちゃんと撮れたじゃないですか~! しかも、第2回目のレッスンで、スマホカメラの画面を明るくする方法も教わりましたよ♪

太陽マークを上にスライドすれば、画面が明るくなります!
iPhoneカメラでは、太陽マークを上にスライドすれば画面が明るくなります!

基本の “き” !

さすがにアプリを入れなければ、iPhoneカメラにこれ以上の機能なんて、ないですよね?

「実は、もっとすごい裏ワザがあるんです。まぁ、それは今後お伝えするとして、今回確認しておきたいのは、AE/AFロック機能です。名前は知らなくても、明るさやピントを固定できる機能といえばわかりますよね。スマホカメラはこれを使って撮るのが基本ですね」

カメラテクAEロック (300x193)

はい、なんとなくわかります! AE/AFロック機能と言うのですね。AEはautomatic exposure(自動露出)、AFはオートフォーカスの略。つまり「AE/AF ロック」とは「明るさ/ピントロック」と覚えればいいのですね!

あらためて使い方を

「AE/AF ロック」、使っている人も多いと思いますが、あらためて具体的に教えてください。

「ただ画面を押し続けるだけで、明るさとピントを固定できます!」

IMG_0749 (500x281)

そうです、とってもシンプル! 知らなかった人には驚きの事実と思います。(笑) ちなみに私は、ずっとiPhoneカメラを使っていたのに、全然知りませんでした。ロックを解除したいときは、もう一度タップするとよいとのこと。ちなみにAndroid端末の場合、オートフォーカスは画面をタッチすれば簡単にロックできるそうです。

この機能を知らなかった私は、前回のレッスンでトマトを撮影するときも、明るさとピントがすぐに変化してしまうので、撮るまでにとても時間がかかったのです。これは基本中の基本、明るさを固定したまま撮ることができます。自信がムクムク湧いてきましたよ!

そこへ佐藤先生がひと言。
「田代さんは正直、ananwebユーザーから遅れているんです! この基本は知ってて当たり前! スマホカメラの裏ワザはこれからです!」

そうでした~! 基本の “き” を押さえただけでは、いいね! が集まりませんね! しっかり使いこなせるよう、がんばります♪

おさらい

今回は、スマホカメラの基本的な使い方を確認しました。iPhoneのカメラでは、画面を押し続けると「AE/AF ロック」機能が働き、明るさとピントを固定できます。物を撮るときはこの機能はマスト! 知らなかった方は、お手持ちのスマホでぜひ試してみてくださいね。次回はいよいよウラ技、「ズームの使い方」について学びます。ご期待ください!

Information
9月に神楽坂と心斎橋でカメラを使った料理写真教室が開かれます。人気の教室で、佐藤先生の生レッスンを受けてみませんか?

詳しくは、料理写真教室
フェリカスピコ
をご覧ください!

佐藤朗先生著
『もっとおいしく撮れる!お料理写真10のコツ』
¥1000+税 好評発売中です!

プロフィール

佐藤 朗(さとう あきら)
フリーランスフォトグラファー。日本大学芸術学部卒業。有名雑誌や書籍、Web媒体などで活躍。また、料理写真専門のカメラ教室フェリカスピコを主宰、毎月各地で開かれる教室は常に満席となる人気ぶり。著書に『もっとおいしく撮れる!お料理写真10のコツ』(青春出版社)。

Facebook Instagram:@felica_spico

田代 わこ(たしろ わこ)
ライター&エディター。出版社勤務を経て、フリーランスのライター・エディターに。主にエンタメ系コンテンツ記事を執筆。趣味は美術鑑賞と絵を描くこと。ananwebでは「女子的アートナビ」を連載中です!