「彼氏が既婚者かもしれない…」女性を騙す「クズ男」の特徴と対処法
付き合って1年の彼氏が部屋に入れてくれない。これって…?
【レスなひとびと 番外編】vol. 55
ananインスタに寄せられる恋とエッチのお悩みの数々。これまで「彼氏の挙動が
ちょっとおかしい」という報告の方々には「その勘、深堀りしたほうがいいです。
女の直感はほぼ当たる」とアドバイスしています。
これまで心に残っている内容は、彼氏の部屋のインターホンの録画が気になって、
履歴を見ると大きなバッグを持った女性が日替わりで訪ねて来ていたってやつです。
わたしからすると「それ、デリヘルのおねえさんやんかーー!」で一発的中です。
でもウブ(ウブって死語だけど…)で、恋愛経験が少ない女性だと「親戚のおねえさんが、果物とかカップラーメン補充しに訪問してるのかな」とか、いいほうに想像しようとするわけです。
「そんなことあるわけないっしょ! きれいな親戚のおねえさんが3人以上いる男っているか?」
「いまどき、食べ物ならAmazonか楽天で予約して送るっしょ」
「そのでかいバッグには、ローションやらTENGAやらバイブやら入ってるんだよー」
です。
恋する女性はかわいいですね。彼のいいところだけ見ようとします。私のことだけを愛してくれるやさしい彼だと納得しなければ、疑心暗鬼になり、辛い恋愛になってしまいますから。
今回の相談者さんも彼のことが大好きだから、不安になって相談を寄せてくれたわけですもんね。
今回のお悩み
付き合って1年の彼氏が部屋に入れてくれません。駐車場には行ったことがあり、住民の人に見られるのは抵抗なかったようです。
ほぼ毎週末に会っていますが、会わない週末は音信不通になることもあります。既婚者なのかなと思いますが、本人は否定します。
この文面だと読み取れないのですが、“おSEX”(※)はすでにホテルなどで完遂してるのでしょうか。毎週末シティホテルや、ラブホテル、悩みびとさんのお部屋、あるいはお車で、いたしてはいるが、彼の部屋でだけいたしてないのか?
それとも、一切合切“おSEX”は未体験なのか? 未体験だとすると彼が悩みびとさんを大切にしているから、いたしたくなる環境を避けているのかもしれんが。
そんなウブ(死語ですが)な男性、めずらしい。
既婚か未婚かはっきりせずにお付き合いしてるってことは、マッチングアプリでの出会いでしょうね。友人の紹介とかなら、背景は鮮明に見えますもんね。
週末は時々音信不通ってところが、きな臭いと思いませんか。昨今、どんな忙しくてもLINEで秒でスタンプの1個くらい送れてしまうのに。
悪い男はこの世にはゴマンといます。既婚未婚問わずです。
自分が空いてるときにだけ呼び出す男
自分が“おSEX”したいときだけ呼び出す男
自分が淋しいときだけ呼び出す男
自分がお金に困ってる時にだけ呼び出す男
自分がモテてることを誇示したいためだけに呼び出す男
ひとりエッチが淋しくなったので呼び出す男
他多数
いくつでも出てくるクソ男の特徴。
もしかすると、悩みびとさんが言ったことのある彼の駐車場は、友達のマンションの客用スペースなのかもしれない。住民に見られたら「友達の部屋に遊びに来た」って言えるし。
妻か彼女がいるところに、悩みびとさんを同伴するとは思えない。最近のクソ男は「女性がストーカーになるのを恐れて家バレを回避する」技も身につけています。
毎週末会うのは今だけで、そのうち“おSEX”に飽きると、月1になり、季節に1回になり…。それがクソ男の王道カレンダーです。
悩みびとさんが、不安を感じている現実から「もしかしてクソ男」の片鱗を垣間見ることができます。音信不通になる理由が辻褄合っているか確認してみてくださいね。でもでも、ほんとうに大事に思って“おSEX”をしていないのであればウブ恋を貫くといいのでは! ただし、ずっとしないことに慣れてしまうと“おセックスレス”という寂しい状況にもなるのでさじ加減は大事です。
※“おSEX”説明。土曜ナイトドラマ『離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―』(テレビ朝日)を観て、水野美紀さんのセリフにあったのを大好きになり、今回真似して使ってみました。SEXに敬意を払っていて素敵です。
三松 真由美
恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。
恋人・夫婦仲相談所のオフィシャルサイト令和バージョン!!
http://fufunaka.com/
真由美所長、フェムテックの新会社Gladでinsta開始
https://www.instagram.com/glad.official2021/
『妻で母ですが、女性風俗にハマりました 咲子の場合』(KADOKAWA)
https://www.kadokawa.co.jp/product/322203002056/
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