かわむら あみり

婚活女性が「時間ないのでこのへんで…」と切り捨てた「即終了の男性」3選

2024.2.11
婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第165回は、婚活していると出会う“男性”についてのエピソードです。なかでも、いまでも印象に残っている「婚活男性3選」その57をお届けします。

1. 仕方なく婚活していると言う男

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【結婚引き寄せ隊】vol.165

それは婚活パーティに参加したときのこと。30代と40代がメインのパーティだけあって、婚活会場には、落ち着いた男女が多い雰囲気となっていました。こういう参加者が多いときは、話が弾めば、すぐに将来の家庭像を話すことができたり、結婚してからの生活について具体的に話すことができたりするもの。話が早そうです。

よりたくさんの男性と話をしようと、フリータイムに突入してからは、自己紹介後、引き続き話をしたいと思った人のところへとあちこち移動していました。その際、自己紹介のときにイマイチちゃんと話せなかった男性がいたことを思い出し、たまたますぐ目の前に発見したので声をかけてみました。

すると、やはり口数は少ない感じ。婚活だからといって、何でもスラスラ話せる人ばかりではなく、なかには口下手な人もいるのでまあ仕方ないか、と思っていたら…深くため息をつくその男性。なんだろう、と思っていたら、「僕ねえ、仕方なく婚活してるんです」と言うのです。

突然何を言い出すのだろうとキョトンとしていたら、もともと人と話すのが苦手なのにこんなに大勢いたら疲れる、ということや、そんなに結婚したいわけじゃないけど親がうるさいからとりあえず今日は来てみただけだ、ということもわかりました。

でも、それを聞かされる私の立場は、一体…!? とサーっとテンションが下がりきった私は、その男性のぼやきを最後まで聞かないうちに、「時間がないのでこのへんで…」と切り上げて移動。思いがけず声をかけられてつい本音が出たのか、タイプの女性だったらもっと明るく対応したのかわかりませんが、とにかく貴重な時間を割くまでではないな、と危ないところだったと思ったのでした。

2. 自分色に染めようとする男

それは婚活サイトで出会いを探していたときのこと。いろいろな男性のプロフィールを見つつも、それぞれとメールをするなかで、最終的に30代後半のサラリーマンのかたとのやりとりが続きました。そろそろ会いましょうという話になり、文面上ではしっかりとした頼もしい男性という印象で、約束の日を楽しみにしていました。

待ち合わせのカフェに早めに到着したので、けっこう待つかなと思っていたら、すでに相手の男性も到着していて、予定より早く会うことに。今一度、自己紹介をしながら、仕事の話や将来の話などをしていたのですが…。

「僕が家庭を守ります」という発言は頼もしいな、と思ったものの、「何も考えなくてもいいんですよ。僕に任せてくれれば」とか、「合わせてくれれば家庭はうまくいく」など、どうやら自分色に染まってくれたらそれで万事OK的な考えの持ち主ということがわかりました。

リードしてくれるのはありがたい面もあるものの、こちらも自分なりに仕事に精を出してそれなりに家庭についての考えもあるんだけどなあ、となんだか自分が自分らしくいられないことが明確になってきて、ガッカリ。頼もしさと独りよがりは紙一重のときもあるんだなと、当初楽しみにしていたお茶の時間が空振りに終わり、とぼとぼと帰宅したのでした。

3. リアクションが大きい男

それは異業種交流会に参加したときのこと。20代から50代まで、職種もさまざまな人たちが集まるパーティだと聞いて、どんな感じなのかなあと期待と不安が半々ぐらいの気持ちで行ってみることにしました。

いつもの婚活パーティのように仕切る役の人がいることもなく、交流会という名のもとに終始フリータイムという感じ。誰としゃべってもいいし、何人と連絡先を交換しても本人たちの自由という会でしたが、想像していたよりも人が多く、ちょっと圧倒されてお店のすみっこでドリンクを飲んでいたら、声をかけてくる男性がいました。

その男性は、「人多いですよね〜」などと笑顔で話しかけてくれてちょっと緊張も和らぎつつも、こちらが返答する度に、「ええっっ!!」「すごいじゃないですか!」などと驚き(たいした話はしていないんですけどね)、さらに大きく手をたたいて笑ったりととにかくリアクション大。

大勢いるからあえて大げさに大声でリアクションも大きくしているのかな? と思いつつも、反応がよすぎていちいち気になってしまいました。こちらの話をちゃんと聞いてくれている証でもあるリアクションは基本うれしいものの、やりすぎるとちょっとウソっぽいなあと。結局こちらも空振りに終わったのでした。

いろいろな場に出向いてみると、思いがけないタイプと遭遇することがあります。期待通りのときよりも、そうではないときのほうが少なくないかもしれませんが、きっと運命の人に巡り会えるはず! みなさんの恋がうまくいきますように。

文・かわむらあみり

Information

かわむらあみりの本『どうしても、結婚したかった。1000人の男性と出会った私の婚活ラプソディー』が2024年4月1日に発売されます!
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https://amirikawamura.com/


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