田代 わこ

2019年開運初デートに!ハッピーになれそうな正月限定スポット

2018.12.30
お正月の期間中、上野の東京国立博物館(トーハク)でとっても楽しくハッピーになれるイベント『博物館で初もうで』が開かれます! 干支や富士山などのおめでたいアートや、獅子舞、和太鼓など見どころ満載のお正月イベントをご紹介!

新年1月2日からスタート

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【女子的アートナビ】vol. 138

『博物館で初もうで』はトーハク恒例のお正月イベント。16年目となる2019年は、干支のイノシシをテーマにした作品のほか、富士山などのめでたいモチーフが登場する絵画、工芸品などを展示。さらに、トーハクが所蔵する人気の国宝や名品の数々も公開され、この時期ならではの吉祥アートを堪能できます。

2019年はイノシシ!

トーハクの本館特別1室・特別2室で見られるのが、特集『博物館に初もうで イノシシ 勢いのある年に』。この展示室では、干支のイノシシを題材にした作品が紹介されます。

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《猪図》岸連山筆 江戸時代・19世紀 ハーディ・ウィルソン氏寄贈 東京国立博物館蔵

イノシシといえば「猪突猛進」。勢いよく突き進むイメージがあるので、イノシシの絵を見ているとパワーがわいてきます。また多産であるため、子孫繁栄や豊作をもたらす縁起のいい動物として絵画や工芸品などによく使われているようです。

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《野猪》石川光明作 大正元年(1912) 石川光明氏寄贈 東京国立博物館蔵

お正月にトーハクを訪れたら、まずはこの特別室で干支作品を鑑賞するのがオススメです。私も毎年『博物館に初もうで』を訪れていますが、干支の展示室はいつも大人気。最近は外国人観光客も増えて、さらににぎわっているので、先にこの部屋をじっくりと見ておいたほうが安心です。

人気の国宝や富士山も!

また、トーハクが所蔵する人気の国宝や名品の数々も期間限定で公開されます。そのなかで、特に人気が高いのが、長谷川等伯が描いた松林の作品です。

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《国宝 松林図屏風》長谷川等伯筆 安土桃山時代・16世紀(本館2室にて1月2日(水)~1月14日(月・祝)まで展示)

水墨画の最高傑作ともいわれる美しい作品で、松だけでなく、その周りにある大気や風までも墨の濃淡のみで描きだされています。

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《冨嶽三十六景・凱風快晴》葛飾北斎筆 江戸時代・19世紀

ほかにも、お正月らしい富士山を題材にした絵や縁起のいいモチーフを使った作品など、見ているたけでハッピーになれそうな作品が揃っています。

2日と3日には獅子舞も!

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また、1月2日と3日には、博物館本館前で獅子舞や和太鼓のイベントも開催されます! 特に本物の獅子舞は、近くで見るとかなりの迫力。ふだん目にする機会が少ない日本の伝統芸能を気軽に楽しめるイベントなので、老若男女国籍を問わず、毎年多くの人たちが見に来ています。

さらに、館内随所で池坊・蔵重伸氏による正月飾りのいけばなが1月14日まで展示されるほか、1月2日、3日の2日間限定で、先着3,000名にカレンダー付きのワークシートが配られます。

お正月気分をたっぷり味わえるトーハクの吉祥イベント、ぜひぜひ足を運んでみてくださいね!

Information

期間   :2019年1月2日(水)~1月27日(日)
開館時間 :9:30~17:00 ※金・土曜日は21:00まで。※入館は閉館の30分前まで。
休館日  :月曜日、2018年12月26日(水)~2019年1月1日(火・祝) ※1月14日(月・祝)は開館、15日(火)は休館。
観覧料  :一般¥620/大学生¥410 ※特別展は別料金。※高校生以下、および満18歳未満と満70歳以上の方は無料。入館の際に年齢のわかるものをご提示ください。
公式サイト:https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=5&id=9810