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大原 絵理香

男ドン引き毛玉ニット…プロに毛玉予防法と正しい取り方を聞いてきた!

2017.12.16
夏よりもアイテムや布の面積が増えるぶん、ファッションが楽しくなるこの季節。アウターやニットなどを着ようとしたら、毛玉が付いていてなんだか小汚い、と思ったことはありませんか。今回は、その憎っくき毛玉との戦いに勝つために、昨今のサマーニットブームにも後押しされて、シェア6年連続ナンバーワンに輝き続けている毛玉取り器「とるとるシリーズ」を販売している株式会社泉精器製作所の西澤さんを、「毛玉取りのプロ」としてお迎えし、毛玉がなぜできるのかから、身の回りのものでできる毛玉ケアの方法、そして毛玉取り器を使ったケアをお聞きします。

まず、毛玉ができる理由教えていただけますか?

西澤さん 毛玉ができる理由ではなく、できやすい理由になってしまうのですが、毛玉は洋服の生地が摩擦し合うことでできやすくなってしまいます。なるべく毛玉を作らないようにオシャレを楽しみたいのであれば、摩擦を避けるようにしてあげると、洋服の寿命は伸びます。

——具体的にはどのような方法がありますか?

西澤さん まず、冬物の、特にニットなどの毛の素材のものは、どんなにお気に入りでヘビロテしたくても、最低一日は日を空けて着るようにするといいですね。日を空けることで毛の状態が落ち着き、毛玉ができにくくなります。また、よりしっかりとケアしたいのであれば、着用後にブラシなどで毛を整えてあげるといいでしょう。

——他にも気をつけられることはありますか?

西澤さん あとは、ニット同士は重ね着をしない、保管する際に重ねないことで摩擦を避けられるので、安心です。とにかく、摩擦が毛玉を作る大きな原因なので、特に高いもの、お気に入りのものは、ちゃんとしたケアがしたほうがいいですね。

できちゃった毛玉、家にあるもので取り除く方法はありますか?

——毛玉取り器のメーカーさんに恐縮なのですが、できてしまった毛玉を、自宅にあるもので気軽に取る方法を教えていただきたいです。

西澤さん まずは、毛玉取り器があってもなくてもなのですが、「静電気防止スプレー」を使用するのがオススメです。お伝えしたとおり、毛玉ができやすい大きな理由として、摩擦が挙げられるのですが、この静電気防止スプレーで着る前にケアをしてあげると、その摩擦を予防できます。腕まわり、バッグなどが擦れる部分は特に摩擦が起きやすいので、重点的にスプレーをしてあげるといいでしょう。

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あとは、「はさみ」と「T字カミソリ」で毛玉を取る方法もあります。はさみは、毛玉をひとつひとつ指先で引っ張って切っていくのですが、少なければ生地も痛まずとてもいい方法なのですが、たくさんの毛玉をケアするにはめんどくさい方法かもしれません。

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いっぽう、T字カミソリは洋服をテーブルなどに置いて肌のケアと同じように刃を滑らせていく方法です。ただ、刃を押し付けすぎると生地にダメージを与えてしまい、最悪穴ができてしまうこともあるので、注意が必要です。

毛玉取り器は、生地を傷めませんか?

——やはり、毛玉取り器が一番いい方法なのでしょうか。でも、毛玉取り器も生地が薄くなってしまったなどの失敗談を読んだことがあるので不安です。

西澤さん 毛玉取り器ビギナーの方でも扱いやすいような商品も多数発売されているので、そこからデビューするのがいいかもしれません。弊社でも「生地保護リング」が付いている「KC-NB17」というものがあります。他のシリーズのほうが取れ味はいいのですが、ダメージを心配される方には、初心者でも簡単に使えるのでこの商品がオススメです。

正しい使い方を教えてください。

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——上手に毛玉取り器を扱う方法はありますか?

西澤さん まず、洋服にシワがあると生地を巻き込みやすいので、平面においてピンと張った状態で毛玉取り器を使いましょう。ゆっくり、くるくると小さな円を描くように毛玉を取っていきます。毛玉を取っている感覚は慣れてくるとわかると思うのですが、手応えのないところは毛玉の無い部分になるので、手応えがないからといって押し付けないようにしましょう。

——ありがとうございました!

毎年憎っくき毛玉に悩んでいる方。まずは毛玉を作らないように摩擦に注意しつつ、できてしまってもまずは「はさみ」や「T字カミソリ」などでケアしつつ、それでもダメなら「毛玉取り器」デビューを考えてみるのもいいかもしれません。

Information

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お話をうかがった方

株式会社泉精器製作所
西澤奈津美さん

毛玉取り器「とるとるシリーズ」
https://www.izumi-products.co.jp/products/kaden/kaiteki/kedama/