友だちの彼を好きになったと公言

縁を切ろうと決意しました… 女性たちが忘れられない「友人からの激ヤバLINE」

文・並木まき — 2024.6.17
ストレスや不快感を生む人間関係は、どこかのタイミングで断ち切ることが心や体の平穏にもつながります。相手に悪気がなかったとしても、連絡がくるたびに心が乱されるような友人との関係は、交流を続けていてもストレスが増えるだけでしょう。メンタル心理カウンセラーの並木まきが、女性たちが縁切りを決意したという激ヤバLINEの真相に迫ります。

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1:金銭感覚が違いすぎる相手の無意識のマウント

1:金銭感覚が違いすぎる相手の無意識のマウント

「仕事の関係で知り合った同世代の女性は、金銭感覚が私と違いすぎて、連絡がくるたびにストレスでした。買い物の相談LINEがきても、書かれている内容は、“10万円のスカートと8万円のトップスのどっちを買うか悩んでいる”とか、“15万円の指輪と20万円のピアスで決めかねている”とか、私とは世界が違う話ばかり。『どっちがいいと思う?』って画像付きで聞かれても、その価格帯のものを気安く買えない私には、どう返したらいいのかわかりませんでした。
本人にマウントしている気はなさそうでしたが、そんなLINEばかり受け取るこっちの気持ちは考えていないんだろうなぁって感じでしたね。
実家が太いのか、投資に成功したのか、パパ活をしているのか…。なんでそんなにお金があるのか知らないけれど、交流を続けていても疲れるだけなので、コロナ禍をきっかけにスッパリ縁を切りました」(39歳女性/アパレル関連)

金銭感覚が大きく異なる友人だと、日常的なLINEでも噛み合わない話題になりがちでしょう。本人が自慢やマウントをしているつもりがなくても、心が乱されるほどにストレスになるなら、距離を置くほうが賢明かもしれません。

2:何かあるとすぐ「もうダメ、もう無理」と大騒ぎ

「中高生じゃあるまいし、恋愛や人間関係で何かあるとすぐに『もうダメ…』や『もう無理だと思う』などと、自分の限界をチラつかせる女友達が超苦手です。
少し前まで仲良くしていた飲み友達の3歳年下女性が、まさにこのタイプ。あるときに飲み会で知り合った男性とホテルに行って、そのまま音信不通になったとかって話から『私、もう生きていけない』や『ありえないから相手に復讐する!』などと大袈裟なLINEが連打されてきて、さすがにヤバすぎ…って思いました。
音信不通になられるのが嫌だったらそもそもホテルなんて行かなければいいのに、ゆきずりの相手に対してそこまで執着して、まるで何年も付き合った彼氏に裏切られたかのような騒ぎ方をしているのを見ていたら、すごく冷めちゃって。『大変だねぇ。頑張ってね』と伝えてから、そっと距離を置きました」(35歳女性/保育士)

人間関係や仕事のトラブルに対して、いちいち大げさに騒がれると、相手にするだけで疲れてしまう場合も…。些細なことでも周囲を巻き込まないと気が済まないタイプと関わると、生活を乱されるきっかけにもなりかねません。

3:友だちの彼を好きになったと公言

友だちの彼を好きになったと公言

「惚れっぽいのを公言している友人から、私の彼氏を好きになったと宣言されて、ギョッとしました。
それも私にだけ宣言するのではなく、他の人もいるグループLINEで『○○ちゃんの彼に一目惚れしちゃったから、略奪しちゃいます!』とノリのいい文章で書かれていて、唖然…。本人は『裏でコソコソ略奪するよりも潔いでしょ』って開き直っていたそうですが、そんなことをLINEで公言しちゃうあたりに常識を疑いました。
もともとそこまで仲のいい女性ではありませんでしたけど、この件をきっかけに、私はその子をブロック。彼にもその女性をブロックしてもらって、無事に略奪されずに済みましたけど…」(32歳女性/ネイリスト)

なんでも大っぴらに口にすればいいというものではありません。友人や知人のパートナーを奪うと宣言するようなモラルのない人とは、遠慮することなく縁を切って正解でしょう。

本人に悪気がない場合には、周囲がギョッとするようなLINEが平然と届くこともあります。無理をして相手に合わせても、いい関係が築けるとは限りません。心がかき乱されるLINEを受信するようであれば、大きなストレスへと発展する前に、その相手とは距離を置くほうが安全でしょう。
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