家に帰ると、妻と娘の姿がなく… 不倫夫を追い込んだ「32歳妻の壮絶な復讐」【後編】
不倫相手と接触して
「手紙の内容から夫の不倫相手の見当をつけ、SNSで探し出し、そこからできるだけ情報を得ました。
名前は、マヤ(仮名)。私よりも8歳ほど若く、夜の仕事をしている女性のようでした。おそらく夫が仕事の付き合いで行った店で出会ったのでしょう。
私は、SNSから直接メッセージを送りました。夫とのことについて尋ね、手紙の写真を添付しました。どんな返事が来るのかと、あのときはとても緊張しましたね。
しばらくして返事が来ました。夫との関係を認める内容でした。ただ、知り合ったのは数年前ではあるものの、深い関係になってからは1か月と経ってないとのこと。本当かどうかは分かりませんが…」
夫への失望から家を出て…
「マヤからのメールは、日本語に違和感がありました。丁寧に書こうとしているのは伝わってくるんですが、敬語もめちゃくちゃで読みにくかったです。
そして、次に感じたのが、夫への幻滅です。大企業に勤め、家族思いだったのに、不倫していたことには失望しかありませんでした。そして、居ても立ってもいられずその日のうちに、私は娘を連れて、実家に戻りました。
その夜、すぐに夫から連絡が来ました。家に帰って誰もいないのですから、焦ったんでしょう。マヤからも連絡が届いていたのか、すぐに謝ってきました」
離婚に向けて話が進むなかで
「夫は不倫を素直に認め、謝罪してきました。ただ、私は許すつもりはありませんでした。
夫は優しくて、子ども好きで、いい人です。でも、どこか家族というものを軽く考えているところがあると感じていました。元に戻ったとしても、きっとまた同じことを繰り返すと。
だから私は『離婚したい』と申し出ました。ただ、この時点でお腹に子どもがいることは伝えませんでしたね。より問題を複雑にしてしまうと思ったので。
しばらく夫とのやり取りが続きましたが、『娘には定期的に会わせる』という条件で、離婚を承諾してくれました」
妻からの衝撃の告白
「条件が決定してからは、離婚に向けて話が順調に進んでいきました。会って話をしていくなかで、養育費の話題に。夫から『6~8万円ぐらいではないか』と提示されたとき、私は“2人分だよ”とそこで初めて妊娠していることを告白しました。
夫は最初、私が何を言っているのか理解できない様子でした。そこで私が、手でお腹を触ったんですね。すると、状況を理解したようで。
夫は『そうか…』とだけ言って、涙を流していました。ここまで話が進んでしまっては、もうどうしようもないと思ったのかもしれません。
そこから夫は私が提示する内容をすべて受け入れてくれました。改心してくれたことを願います」
“夫に不倫された女性の告白”をご紹介しました。
彼女の夫は幸せな家庭がありながらも、ちょっとした気の迷いで不倫に走り、全てを失いました。彼は、自分がした軽率な行動を恥じたことでしょう。
やはり不倫は絶対にしてはいけない行為ですね。
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