今夜からやめよう!…「顔のたるみ」が加速するNG習慣と撃退策

文・三谷真美 — 2020.7.29
アラサー世代になると、だんだん気になり始める「顔のたるみ」。顔の下部分のボリュームが増え、下垂することで、顔が大きく&老けて見えるようになり、悩んでいる女性が多いかと思います。そこで、たるみケアの研究をしているイプサで商品企画を担当している礒部美緒さんに、顔のたるみに関する基本から改善策まで、気になるあれこれを教えてもらいました。

顔のたるみの原因と改善策とは?

ーー老け見えしてしまう「顔のたるみ」について、顔がたるむメカニズムや肌内部の変化など、たるみの基本をイプサで商品企画を担当している礒部美緒さんに聞いてみました。

Q1. そもそも顔のたるみとは何ですか?

A. 顔の皮ふが重力に負け、下方に垂れている状態のことです。

顔の皮ふが、重力によって下方に垂れた状態のことを「たるみ」と呼び、顔がたるむと老けた印象になります。

Q2. どうして顔がたるむと老けて見えるのですか?

A. 顔が縦長に見えると、老けた印象になるからです。

一般的に、顔の縦幅が短いほど幼く、長いほど大人っぽい印象になると言われています。つまり、重力により皮ふが下に伸びてたるむと顔が縦長に見えるため、老けて見えるというわけ。また、白髪や薄毛と同様に、子どもの頃から「年齢を重ねた人は、こんな見た目」というイメージが刷り込まれていることも、「たるみ=老け印象」となる原因の一つだと考えられます。

Q3. どうして年齢とともに顔のたるみが目立ってしまうのですか?

A. たるみが進行するメカニズムは、おもに「真皮の劣化」と「脂肪の肥大化」の2つが関わっています。

1つ目は、真皮のタンパク質の劣化です。真皮は、ハリや弾力に大切なコラーゲンやエラスチンなどのタンパク質やそれらを生み出す線維芽細胞などから形成されています。加齢によってコラーゲンなどを生み出す線維芽細胞の力が弱まってしまうと、コラーゲンなどの質が低下し、ハリや弾力を保ちにくくなり、たるみの原因となります。 また年齢を重ねることで紫外線ダメージも蓄積しますが、紫外線によりコラーゲンなども劣化するため、それもハリ弾力低下の一つの原因です。

2つ目は、真皮のさらに奥にある皮下組織の「脂肪の肥大化」によるものです。イプサの研究により、たるみが進行している人は、そうでない人と比較して皮下組織が分厚く、脂肪が肥大化していることを発見しました。この時、肌の内部ではリンパ管が劣化していて、リンパ管の隙間から脂肪酸が漏れ、肌内部で脂肪と化して脂肪の肥大化がおこっています。脂肪層が厚くなってしまうと、通常は肌の弾力を支えているコラーゲンなどが脂肪の重みに負け、重みを支えきれずに肌が沈んでしまい、たるみとなります。

Q4. 紫外線は、たるみの進行と関係ありますか?

A. 紫外線はコラーゲンなどにダメージを与え、たるみを進行させます。

たるみの原因となる真皮やリンパ管の劣化は、紫外線や加齢の影響で起こることが知られています。加齢とともに、これまで受けてきた紫外線ダメージの蓄積や、コラーゲンなどのハリを生み出していた真皮タンパク質の酸化が進み、たるみにつながると考えられます。また、加齢などの理由で肌に潤いが少ない状態だと、紫外線を浴びた時のダメージが大きいとも言えます。

Q5. 顔のたるみの進行をはやめてしまう生活習慣はありますか?

A. 紫外線と摩擦のダメージを避けてください。

紫外線ケアを怠ると真皮やリンパ管の劣化につながるので、こまめな紫外線対策をしましょう。他には、顔をこする、引っ張る、などの摩擦ダメージを避けてください。

Q6. 顔のたるみケアに効果のある食べ物はありますか?

A. 抗酸化作用のある食事をとりましょう。

一般的に、抗酸化作用のある食事をとることがいいとされています。例えば、抗酸化作用の高いリコピンがたくさん含まれているトマト、ビタミンCが豊富な果物や緑黄色野菜を積極的に食べることで、美肌やアンチエイジング効果を期待できます。

ーー老けた印象になる顔のたるみは真皮や皮下組織の劣化によるものだということがわかりました。紫外線や肌の摩擦を避けて、ハリのある若々しい肌を維持しましょう。

「顔のたるみ」予備軍をレベル別でチェック!

ーー顔のたるみは、25歳くらいから気になり始める人が多いそう。今、自分のたるみがどれくらい進行しているのかを、レベル別でチェックしてみましょう。

レベル1 ほおや鼻の横の毛穴が目立つ
25歳くらいから、初期のたるみのサインとして、ほおの毛穴の目立ちが気になる人が増えてくるようです。たるみによって、毛穴が涙のしずく型に伸びることで、これまでより目立つようになると言われています。

レベル2 ほうれい線
ラインがしっかり入っているほうれい線の目立ちは、真皮までダメージがあると考えられます。35歳くらいから目立つ人が多く、本格的にたるみが気になる人が増えてくるという知見もあります。(IPSA調べ)

レベル3 フェイスラインがもたつく
たるみが進行していくと、若い頃に比べて顔が大きく感じたり、フェイスラインがボヤけて、もたついた印象になります。

レベル4 目の下がたるむ
40代くらいから見られるエイジングサインで、目の下がたるむと、脂肪の蓄積とあいまって「目袋」と呼ばれている部分が目立ちはじめます。

ーーもちろん個人差はありますが、顔のたるみは段階的にやってくるもの。現状のたるみレベルをチェックして、早めにたるみケアを始めましょう。

イプサが研究開発した「ターゲットエフェクト アドバンスト S」とは?

ーー肥大化した脂肪に着目し、イプサが研究を重ねて開発したエイジングケア用クリーム「イプサ ターゲットエフェクト アドバンスト S」について教えてもらいました。

Q1. 「ターゲットエフェクト アドバンスト S」とは、どんなクリームですか?

A. 多角的なアプローチにより、ハリに満ちたすっきりとした印象の肌へ導いてくれます。

「ターゲットエフェクト アドバンスト S」には、マツエキス、グリセリン(保湿成分)を配合した「ディープSターゲット成分」をはじめ、たるんだ印象にアプローチする成分を厳選して配合しています。また、肌を引き上げピンと張った形状を記憶したかのような特殊な保湿膜を形成する技術を採用し、ハリとうるおいを与えながらも、すっきり引き締まった肌印象へと導きます。

Q2. 「ターゲットエフェクト アドバンスト S」を開発する際に、こだわったことを教えてください。

A. 絶妙な油分の配合と軽やかなテクスチャーにこだわっています。

本格的にたるみを感じ始めたお客さまに対し、多様な油分を最適な配合バランスで処方することにより、「なめらかにとろけるように肌へなじむのに、ピンと引き締まったハリ感」も感じることができる絶妙なテクスチャーを実現しました。お客さまにもこの点が大変支持され、「顔の印象がキュッと引き締まり、ほかの人から『痩せた?』と言われた」など嬉しい声もいただいています。

また、クリームは肌への効果実感を生みやすいのに、「ベタつきが気になるからクリームを使わない」と敬遠する女性が多く、とてももったいないことだと感じていました。そこで「深い潤いは感じられつつも嫌なベタつきはない」テクスチャーを目指し、この相反する効果をベストなバランスで叶える処方を目指し何度も試作を重ねました。

「イプサ ターゲットエフェクト アドバンスト S」は、このようなこだわりのもと、企画構想から商品化まで長い月日をかけて研究開発した商品です。

Q3. 「イプサ ターゲットエフェクト アドバンスト S」のおすすめの使用方法はありますか?

A. 簡単なハンドプッシュをおすすめしています。

「イプサ ターゲットエフェクト アドバンスト S」は塗布するだけでも、ピンッと引き締まったハリ感を感じられるテクスチャーを目指していますが、簡単なハンドプッシュを組み合わせるとより効果的です。

チークプッシュ
人差し指、中指、薬指の3本で、ほうれい線のすぐ上部分など、たるみが気になる箇所を軽くプッシュして3秒キープする。

V字プッシュ
フェイスラインに手のひらをあて、頭をおろし、ゆっくりとプッシュして3秒キープする。

目の下プッシュ
人差し指、中指、薬指の3本で、目もとのたるみが気になる箇所を軽くプッシュして3秒キープする。

朝晩のお手入れの最後に、クリームを顔全体になじませてから、優しくハンドプッシュしてください。顔にたまった老廃物が流れ、よりスッキリとした顔立ちになることができます。

たるみケアで-5歳見えを目指しましょう!

10代からは紫外線対策を、20代は特に保湿を、30代からは本格的にエイジングケアを意識するのが良さそうです。“年相応の美しさ”もあるけれど、顔のたるみが気になっている人は簡単な予防テクでスッキリとしたフェイスラインを手に入れられます。いつまでも若々しく過ごしましょう!

anan用写真(イプサ礒部2)

イプサ
マーケティング部 商品企画担当
礒部 美緒さん

2013年入社。店頭経験を経て翌2014年よりマーケティング部・商品企画グループにて主にスキンケア商品・イプサライザーによる肌測定ソフトなどの企画に携わる。

Informatin

IP_t_TE_ADS_open_ada_180704

イプサ公式ホームページ
https://www.ipsa.co.jp/

イプサ ターゲットエフェクト アドバンスト S(医薬部外品)
30g ¥14,300(税込)
詳しくはコチラ


©Charday Penn/Gettyimages
©Tassii/Gettyimages