医師の宣告に号泣…20代からはじまった「私の不妊治療」そのすべて #1

文・mimi — 2018.1.16
結婚して、子どもを望み、子作り(妊活)すれば子どもはできる。多くの女性が、それも若ければ若いほどそう思っているのではないでしょうか? 私もそうでした。でも、現実はそうでないこともあるのです。20代で始まった私の不妊治療をお伝えしようと思います。

【20代からはじまった不妊治療】vol. 1

すぐ妊娠できると思っていた

私が結婚したのは24歳になってすぐの頃。周りからは「結婚早いね〜」と言われ、自分自身でもこんなに早く結婚するなんて思っていませんでした。でもずっと好きだった相手だし、全てがトントン拍子で進んで決まったのでなんの迷いもありませんでした。結婚後は夫婦ともに「新婚生活は3年くらい楽しみたいね!」と考えていて海外旅行へ行ったり、お互い仕事にプライベートに充実した時を過ごしていました。

結婚丸3年を迎え、「そろそろ子どもを」と考えていた頃に主人の転勤が決まりました。それに伴い、私は仕事をやめて新天地で転職。この時私は27歳でした。転職してすぐに妊娠がわかるのもなんかいやらしいと思い、転職から2か月ほどして妊活を開始。当初3か月くらい頑張ればできるのではないかと軽く考えていました。生理予定日が近づくと「妊娠してるかな〜?」とワクワクし、生理がくると「また来月がんばろ〜!」と前向きに考えていました。

しかし、妊活開始から3か月をすぎた頃から夫婦間で「なんかおかしい」と感じるように。生理前のイライラは毎月あるけど、ほぼ35日周期で生理も来ているのに赤ちゃんができない。「なぜ?」と思うようになりました。もしかして私って……。この「……」の部分、妊活後生理が3回来た時点でうっすら感じ始めていました。でも、まだ20代だしそんなことあるわけがない、認めたくないと思っていました。

医師から告げられた「自然妊娠はしにくい」

仕事中や通勤中に時間を見つけては「妊娠・不妊」についていろいろと調べるようになり、基礎体温をつけ始めました。また、排卵誘発剤というものがあることを知り、レディースクリニックで処方してもらいエコーで卵胞の大きさなどをみてタイミング指導をしてもらいました。しかし、妊娠検査薬で陽性が出ることなく、次第に毎月の生理開始日が辛いものになっていきました。

妊娠できない理由がわからず、私たち夫婦はとても焦りはじめました。たまたま、主人の会社の先輩が体外受精で子どもを授かっており、とりあえず検査だけして問題がないかだけ見てももらおうかという気軽な気持ちで不妊専門病院へ行くことにしました。病院には「子どもを授かりたい」というただひとつの共通の願いをもった夫婦が何組もいました。みな同じ向きに座り、会話はなく、どんよりとした重い空気で占められていました。

血液検査・内診・旦那の精液検査などを行い、3時間近く待ってやっと先生との診察。私たちが椅子に座るなりいわれたのは「自然妊娠はしにくいですね」のひと言。理由は、先生曰く次のようなことでした。

・生理周期が35日は長い
・ホルモン値がよくない

ちなみに主人には問題はなし。診察室を出た途端、なんとなく感じていたけど認めたくないことを先生に指摘されて、だけどやっぱりそれを認めたくない・信じたくない・信じられない……いろいろな思いと不安な気持ちが波のように襲ってきて病院で号泣。専門病院で検査をして先生に「大丈夫ですよ。じきに妊娠できますよ」と言われることを期待していたのに……。

こうして20代で不妊治療が始まりました。


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