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「ランサムウェア」で大混乱! “サイバーテロ”の危険性と今後の対策とは

2017.6.29
意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「サイバーテロ」です。
堀潤

サイバー空間は戦場。個人が巻き込まれる恐れも。

5月に世界中で、病院や企業を狙った大規模なサイバーテロ(サイバー攻撃)が起きました。「ランサムウェア」というウイルスがばらまかれ、感染したファイルは暗号化され、解除するために身代金が要求されたのです。世界150か国以上が被害に遭い大混乱をきたしました。いまや世界のインフラは、ほとんどがオンライン管理ですから、サイバーテロにより、政府や金融機関、医療機関、原子力発電所やダムなど、あらゆる場所でシステムがダウンしたり、大量の個人情報が流出するなどの危険性があります。誰が攻撃を仕掛けているのか、海外の複数のサーバーを経由していると特定も困難です。

2015年、当時のオバマ大統領は、米国の機密情報を盗んだと中国を名指しで批判。サイバーテロに対しては軍事力による報復も辞さないと言いました。アメリカはサイバーテロ対策の今年の予算に前年度より35%増の2兆2000億円を計上。サイバーテロ対策部隊も2014年は1800人だったのを6000人に増やしたそうです。

国家機関の調べによると、日本は昨年、国外から1281億回のサイバー攻撃を受けたそうです。政府、金融機関、工場、医療、メディアなど、狙われた分野も多岐にわたっているとか。今年、各省庁は、セキュリティ予算に過去最大の約601億円をかけました。

サイバー空間は、陸、海、空、宇宙についで「第五の戦場」といわれています。兵器を造るより低コストで甚大なダメージを与えることができるので、今後もサイバー攻撃は増えるでしょう。

私たちのPCやスマートフォンがウイルスに感染して、サイバーテロに巻き込まれることもあり得ます。最近、FBやLINEの乗っ取りも頻出していますね。そもそも無料で使えるインターネットは、情報が流出するものだと覚悟しておきましょう。もしも会社のPCがウイルスに感染したら、すぐにLANを切断し、周囲に大声で「オフラインにして!」と叫んでください。これが被害を最小限にとどめる鉄則なんだそうです。「内閣サイバーセキュリティセンター」のHPには、初心者にもわかるセキュリティ対策が解説されています。ぜひ見てみてください。

堀 潤 ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN

※『anan』2017年7月5日号より。写真・中島慶子 文・黒瀬朋子

(by anan編集部)

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