【目覚めスッキリ!】寝起きがよくなる豆知識&朝活ストレッチ。
こんにちは、ナイトケアアドバイザーの小林麻利子です。この連載『美人の作り方』では、“美しさを自分で手作りする”ために、みなさんが抱えがちなカラダの不調を改善し、美しく仕上げるためのメソッドを、エクササイズやヨガを取り入れながら紹介していきます。
【小林麻利子の美人の作り方】vol.64
どんどん深まる秋。朝晩はひんやりしているので、朝方なかなかベッドから起き上がれない方は多いのではないでしょうか?
そこで今回は、目覚めをスッキリさせるコツとベッドの上で行うストレッチをご紹介します。
目覚めスッキリのコツ
1・まずはカーテンを開ける
意外にも、寝起きすぐにカーテンを開けていない方が多いです。光というのは、ただ部屋を明るくするためだけでなく、概日リズムや覚醒方向の生理作用を整える上でとっても大切なものなのです。
眼球に入る光の情報は、網膜の光受容器で電気信号に変換され、視神経を通って脳へ伝達します。そして、様々な分岐を経て、体内時計の中枢の視交叉上核や脳幹などを経由して松果体に信号が到達します。光の信号が伝わることで、交感神経系が優位になり、体温や血圧も起きる体勢へと変化していきます。そのため起床後はすぐに明るい光の下で活動するようにしましょう。
2・カーテンをあけたまま就寝する
外光が室内に自然に入るような環境を作るのも手。起床30分前から寝室内の照度を漸増していくと、すっきりとした目覚めが得られます。そのため、カーテンを敢えて開けた状態でお休みするのも良いでしょう。
3・部屋を暖めておく
良好な寝室の温湿度条件は16~26度、50~60%です。これから冬に向けてどんどん気温が下がっていき、なかなか起きられない朝は続きそうですね。寝起きだけでなく、夜の眠りにも温湿度は関係するので、エアコンや加湿器の利用で調節してみましょう。
4.アロマは、ペパーミント×レモン×ローズマリー
気持ちの良い目覚めには、柑橘系やシトラス系のアロマ精油を利用してみましょう。中でも、スッキリ爽やかなペパーミント、スカッとフレッシュなレモン、頭をスッキリさせるローズマリーはお勧めです。また、スギやヒノキに含有されているセドロールやラベンダーのリナロールには、自律神経の交感神経系を抑制する作用があるため、寝る前の利用には最適です。
5.体を動かす
寝起き後、少しずつ体を動かしていきましょう。体を動かして骨格筋が伸縮することで体温が上昇し、脳血流がアップするため、覚醒へと導いてくれます。しかし、寝起きいきなりの激しい運動は、体に負担があり、眠りのリバウンドに繋がることもあるので注意が必要です。
それでは、ベッドの上で行う簡単ストレッチを行いましょう。