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【保育園の過酷な現状】妊婦のふりをしていくつもの園に足を運んだ

文・小阪有花 — 2016.8.24
妊婦と偽り、保育園巡りをはじめた筆者・小阪。数を重ねるにつれて、悲惨ともいえる現状を目の当たりにして……。

【グラドルから保育園へ】vol. 19

保育園の “いま” を確かめるために

保育園を見学するといっても、見せてくださいと言って入れるような場所ではない。そのため、私は、妊娠していて保育園を探していると偽りながら、見学に何軒も足を運んだ。

認可内保育園と認可外保育園。どちらにも足を運んだが、おおきな違いは広さだった。認可外保育園はとにかく狭くて、小さい子どもが赤ちゃんがいるスペースで走り回ったりする園もあり、これには衝撃が隠せなかった。確か、保育スペースは、部屋の大きさに対して園児何人か決まっているはず。明らかにこれはオーバーしていた。そんな園をいくつも見て、安全面がしっかりしてない場所が自分が思っていた以上に多く存在している事に驚く。

そういった園は、24時間対応の場所に多くみられた。おそらく、夜のお仕事をしてる人の子どもを受け入れているのだろう。普通じゃ絶対選ばないよなぁという場所もある。また、広さは充実しているが、衛生面的に心配な場所もあった。ぱっとみた感じは、気にならないが、よく見ると埃が多く、とくにエアコンは今にも壊れそうだ。

なぜここまでほっておけるのだろう?と疑問に思った。しかし、この時は知らなかったが、認可外保育園を運営するとなると、保育園での売り上げは一定の金額からあがることがない。それは、保育園のスペースや保育士スタッフの数によって、受け入れ人数が限られてしまっているからだ。子どもは0歳3人に対して保育士一人。1.2歳は6人につき保育士一人をつけなくてはならない。人数制限がなくなるのは、3歳からだ。

園が増えない理由

要するに、小さい子どもを預かるほど、人手は多く必要となる。しかも、人手がかかる方が世話をするのが大変で、命を預かる仕事ゆえ、とくに0〜3歳は片時も目が離せない。よって、他の作業がどうしても疎かになってしまうのだ。受け入れ人数が制限される以上、利益率は一定より上がることはない。だから、雑務をこなすスタッフを雇えば、他のスタッフのお給料が減る事になってしまうのだ。

需要と供給があるにもかかわらず、保育園が増えない理由はここにある。利益にならないにも関わらず、命を預かる責任がのしかかってくる仕事。これが認可外保育園だ。スタッフを減らすことも出来ないから、人件費削減は出来ない。よって、古い家電や器具などを買い換えるお金もなく、古くなっていってしまうのが悲しい現状だった。そんな中での運営なので、どうしても施設は古くなるし、最悪、人数制限を無視して子どもを預かってしまっている場所もある。確信はできないが、おそらくこれは違反では?という園も何か所か見てきた。保育園という場所に対して疑問を抱き、まわりに周ってみると、そこはさまざまな葛藤がある場所だった。

しかし、私が1番気になったところ。それは、そもそも保育園という環境そのものだった。


Information

https://mobile.twitter.com/kosaka_revival


こさか ゆか/保育園プロデューサー
リバイバルミーティング代表。チャイルドカウンセラー、家族療法カウンセラー、幼児食インストラクター、ベビーシッター資格習得。 2004年ミスマガジングランプリを獲得し芸能界デビュー。グラビアアイドルとして活躍後、2009年に引退。現在は子どもの心スペシャリストとして活動中。