anew writer harako

重視するのはドキドキ? 安らぎ? 年齢で変わるパートナーに求めるもの 過去のリアルから学ぶ恋愛 #19

2017.1.12
ライター&コラムニストharakoが、過去の恋愛をもとに、安定したパートナーシップを築くためのコラムを連載中です。19回目は、年齢と共に求めるパートナー像について考えてみたいと思います。

楽しさを求めた10代

とにかく一緒にいたい!
とにかく一緒にいたい!

【過去のリアルから学ぶ恋愛 】vol. 19

ふと自分の恋愛観を振り返ってみると、年齢に伴い変わってきた感覚があると感じます。中学生〜大学生くらいまではとにかく楽しさ重視。バイト先で出会った人やクラスの同級生など、放課後に一緒に遊びに行ける人が恋愛対象でしたね。当時どんなことを男性に求めていたか?というと、正直なところ深く将来については考えていなかったかもしれません。

「共通の趣味が合うから」「ただ一緒にいて楽しいから」など、フィーリングを大切にしていた気がします。学生時代の恋愛で学んだことは、感情でぶつかる大切さでしょうか。当時実家暮らしだった私は、夜中にこっそり裏口から抜け出して近くまで来た彼と会っていたこともあります。ただ会いたいからという気持ちが優先して、いろんなことを後回しにしたりして。

あまり相手のことを考えずに自分本位の意見を言ったり、激しくケンカや言い合いをしたこともありました。しかし、今思えば、あの頃のちょっとやんちゃで、思うがままに人とぶつかっていたことで、得たものもある気がします。

好奇心を求めた20代

独特な彼が多かったかも…。
独特な彼が多かったかも…。

大学に進学し、社会に出てからの恋愛はひと口で表すなら「好奇心」。学生時代は関わる人たちも限られていたこともあり、社会に一歩出ると自分とは全く違う環境で過ごして来た人ばかりで、考え方や職業もさまざまでした。

今まで自分の視野にはなかった存在を知った私は、とにかくいろんな人に興味が湧いた時期だった気がします。自分の目標達成のためにひたすら努力し続けるプロ思考な彼に惹かれて徹底的にサポートしてみたり、多くの従業員を抱えている会社経営をするリーダータイプの彼に惹かれたり。

もしくは自分の才能を活かした仕事をしているマイワールドタイプの彼を好きになり、相手の世界観にのめり込んだりもしました。この経験を経て学んだことは、価値観の方向性はひとりひとり違うということです。

私はつい自分の思いを相手とシェアしたい気持ちが強いので、「私はこう思うの!」と好きになった彼に伝えることが多いんですが、いくら好きな人でも自分の気持ちを全て共感できたり、わかり合えるわけではないと気づいた時期でもありました。

果たしてこれからは…?

先を見据えた愛情。
先を見据えた愛情。

そして、最近また少し恋愛に対して意識が変わり始めたんですが、これからは安心感と理解を求めるようになっていく気がします。今までドキドキしたりトキメク心が一番大事!と思っていたんですが、だんだんと安らぎや自分の居場所を求めるように変化しているんです。

でも、この感覚は10代・20代の体当たりな恋愛を経験していなかったら、気付けなかったように感じますね。決して血は繋がっていない他人ではあるけれど、自分のことを一番理解してくれるような異性は、自分にとっても自信に変わるのではないでしょうか。

ただ一緒にいることが楽しいだけではなく、お互いに心と生活を共に向上し合えるパートナーを求め始めている今日このごろでした。