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志村 昌美

【トム・ハンクス来日!】衝撃の実話に胸が震える注目作『ハドソン川の奇跡』!

2016.9.22
シルバーウィーク真っ只中でもあるこの時期。まだまだこれから旅行を予定している人もいるかと思いますが、楽しい旅の中で、予測不可能の出来事が起きることもありますよね? 現在、トラブルトラベラーとしてananwebで連載中の私でも、さすがに体験したことのない未曽有の航空機事故を描いた作品といえば……。

シルバーウィーク真っ只中でもあるこの時期。まだまだこれから旅行を予定している人もいるかと思いますが、楽しい旅の中で、予測不可能の出来事が起きることもありますよね? 現在、トラブルトラベラーとしてananwebで連載中の私でも、さすがに体験したことのない未曽有の航空機事故を描いた作品といえば……。

究極の生還劇とその裏に隠された事実を明らかにした話題作『ハドソン川の奇跡』!

【映画、ときどき私】 vol. 53

2009年1月15日、ニューヨークの上空に155名を乗せた航空機が飛行していたが、鳥の群れと衝突し、突如全エンジンが停止。70トンもの機体は大都会めがけて墜落しはじめていた。近くの空港へ緊急着陸の指示が出るも、不可能と判断したサリー機長は、驚きの決断を下す。それは……。

ハドソン川への不時着!

誰もが絶望的と思った状況のなか、見事に着水を成功させ、全員生存という偉業を成し遂げる。英雄として一躍注目されたサリー機長だったが、事故後に思いがけない疑惑をかけられ、窮地に追い込まれてしまうのだった。多くの命を救ったにも関わらず、容疑者扱いされてしまったサリー機長。事故発生からわずか208秒の間に起きた真実とは……?

そこで今回は、主演のトム・ハンクスとアーロン・エッカートの来日記者会見を取材!

トムは3年ぶり、アーロンは8年ぶりの来日ということもあり、話題となりましたが、大スターにも関わらずとにかくサービス精神旺盛な2人。最初から最後まで笑いっぱなしで、私にとっては今までで一番楽しい会見取材となりましたが、映画の裏側についても語ってもらいました。

まず、巨匠クリント・イーストウッドの作品に出演した感想は?

本作で機長を演じたトムは、ようやく取ることができた休暇を延期してでも、この作品に出演することに魅力を感じていたそう。「この映画に出られて誇りに思っています。彼は俳優としても監督としても偉大ですが、現場では私たちキャストをとても大切にしてくれたんですよ」と絶賛。

今回一緒に来日することができなかった代わりなのか、眉間にシワを寄せてイーストウッド監督の顔マネまで披露し、会場の笑いを誘っていました(おそらくこんなことをして怒られないのはトムくらいだと思いますが……)。

そして、副機長を演じたアーロンにとっては、イーストウッド監督といえばまさにヒーロー的な存在。「監督とトムとの仕事は本当にいい経験になりました。今までいろいろ知りたいと思っていたことも、この映画に関わることによって、自分の目で直接見ることができたので、特権だったなと思っています」と喜びの気持ちを表していました。

そんな2人の熱い思いはスクリーンを通してでも伝わってきますが、先日公開されたばかりの全米でも現在大ヒット中。

すでに2017年度のアカデミー賞でも有力候補といわれるほど!

この作品が興味深い理由のひとつとしては、多くの人が知っている実話をもとに描かれているから。事故が起きた当時、日本でも大々的に報道されていたので、奇跡の生還劇だけでなく、英雄と呼ばれていた機長のことを記憶している人も多いと思います。

しかし、その後に関しては、ほとんど知られておらず、アメリカ人のトムとアーロンでさえも、この作品の脚本で初めて知ったという。

「今回の脚本は17分くらいで一気に読んでしまったほど、ものすごくたくさんのサプライズがあって、誰も知らなかった事実が書いてあったんですよ。わかっていたと思っていた出来事にもこれだけいろんなことがあったんだなと感じ、いい映画になると思いました」と話すのはトム。

極限状態で機長が下した判断の裏側にあった驚きの展開だけでなく、まるで自分も一緒に体験しているかのような臨場感のある映像にも釘づけになってしまうはずです。

そして、実は飛行機には日本人乗客が2名搭乗していたことも判明!

トムとアーロンも今回の来日で初めて知ったと驚いていましたが、なんと日本人もこの事故に遭遇していたそうで、記者会見にスペシャルゲストとして登場。

「脱出の際はパニックになることなく、皆さん意外と落ち着いていましたね。映画を観るまで、私たちの命を救ってくれたヒーローがまさか容疑者扱いされていたとは知らなかったので、そこに一番驚きました」と、実際の事故の様子や感想についても語ってくれましたが、体験者から見ても、映画はとにかくリアルに描かれていたとお墨つき。

ちなみに、トムがどうしても彼らに聞きたい質問があると言っていたのですが、それは……。

「飛行機に置いてきた荷物は戻ってきたの?」

誰もが「あんな大事故で戻ってくるわけがない」と思っていましたが、驚くことに、なんと数か月後にクリーニングされた状態で、ひとつずつ梱包までされて戻ってきたそうです! 

しかも、スーパーの会員券にいたるまで、すべてが手元に返ってきたとのことで、スリでもひったくりでも、所有物が戻ってきた試しのない私からすると、何ともうらやましい限りでしたが、そんな裏話の数々も想像しながら観れば、作品もより楽しめること間違いなしです。 

記者会見取材を終えてみて……。

トム・ハンクスもアーロン・エッカートも、もともと好きな俳優さんではあったものの、今回の取材で私はすっかりお茶目な2人の虜に! そして、本作の役柄と同じように、息もぴったり合っていて、終始楽しそうに冗談を飛ばしあっている様子を見ていると、本当にいい雰囲気の現場で絆が生まれたんだろうなと感じさせられました。

物事の一面だけを見るのではなく、その陰にこそ真意がある!

本来、奇跡とは、「常識では考えられない、人間の力を超えた神による超常現象」のこと。しかし、ハドソン川で起きたこの奇跡は、プロフェッショナルな男たちの豊富な経験による的確な判断力と不屈の精神、そしてお互いに助け合う人々の思いが引き起こしたものだったんだと胸が熱くなるはず。その目撃者となるべく、ぜひ一部始終をお見逃しなく!

手に汗握る予告編は、こちらからどうぞ!

作品情報

『ハドソン川の奇跡』
9月24日(土)丸の内ピカデリー 新宿ピカデリー他全国ロードショー!
配給:ワーナー・ブラザース映画
© 2016 Warner Bros. All Rights Reserved 

http://wwws.warnerbros.co.jp/hudson-kiseki/

この記事を書いた人

志村 昌美
記事数:80 Posts

映画宣伝マンを経てライターに転向し、海外ニュースや映画紹介、インタビューなどを中心に執筆。この連載では、新作映画を紹介しつつ、自身の体験談と主観満載でお届けします。 また、イタリアとイギリスへの留学経験から、現在は日・英・伊・仏のマルチリンガル目指して猛勉強中! 日々試写で観る新作の感想など、随時つぶやいてます♪ https://twitter.com/masamino_19