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志村 昌美

【あの問題作が映画化!】恋は子宮で感じる!? 話題の新作『花芯』!

2016.8.5
夏は恋したくなる季節のひとつですが、あなたはいま恋してますか? 誰かを想ってドキドキすることは、女子にとって内面の美しさを磨くためには必要不可欠。にもかかわらず、メイクやファッションばかりに気を取られてしまいがち。そこで、そんな人にオススメしたい作品といえば……。

夏は恋したくなる季節のひとつですが、あなたはいま恋してますか? 誰かを想ってドキドキすることは、女子にとって内面の美しさを磨くためには必要不可欠。にもかかわらず、メイクやファッションばかりに気を取られてしまいがち。そこで、そんな人にオススメしたい作品といえば……。

1人の女の生き様を赤裸々に描いた過激作『花芯』!

【映画、ときどき私】 vol. 46

親が決めた相手と結婚した園子は、夫に愛情を感じられないものの、良き妻を演じ続け、夫と息子の3人で生活を送っていた。結婚して数年経ったある日、転勤が決まった夫と一緒に京都に移り住むことになるが、そこで園子を待ち受けていたのは運命の出会い。

なんと、夫の上司に生まれて初めての恋心を抱いてしまうのだった!

突然知ってしまった恋する気持ちに戸惑いながらも、自分でも感情をどんどん抑えられなくなってしまう園子。そして、“覗いてはいけない世界” を覗いてしまった園子が迎える運命とは……。

いつの時代も女性が感じることは変わらない!

原作は、なんと約60年前に瀬戸内寂聴さんが発表した小説で、賛否両論を巻き起こした問題作。いまの寂聴さんしか知らない私たちには想像がつかないかもしれないですが、当時はこの作品がきっかけで「子宮作家」と呼ばれ、しかも5年間も文壇から干されていたという。

そう聞くと「どんなに衝撃的な内容なのか」と思わず身構えてしまうけれど、描かれているのは、人を好きになるときの気持ちだったり、愛欲だったり、どんなに時代が進化したとしても変わることのない女性の思い。

だからこそ、「いまでも色褪せることなく、多くの女性から支持され続ける作品である」といわれているのもうなずけます。

ちなみに、『花芯』の意味とは?

聞き慣れない言葉である「花芯」とは、実は中国語で「子宮」という意味。まさに女性を象徴するような言葉ですが、好きな男性に対して、「子宮がうずく」とか「子宮に響く声」という表現があるように、やっぱり女性は “子宮で恋する生き物” 。思い返してみれば、私も子宮からのYESかNOのサインに突き動かされて、いままで過ごしてきたのかも。

何といっても、俳優陣の熱演も見逃せない!

今回、園子を演じた村川絵梨さんがみせる、これまでのイメージを覆すような体当たりの演技は、とにかくスゴイので必見。なかでも、愛情を感じられない夫を見るときの乾いた瞳と想いを寄せる男性を見るときのうるんだ瞳の違いがリアルで、女子なら共感してしまうはず。

その他、激しいまでの愛情と嫉妬をぶつけてくる夫役の林遣都さんと、成熟した大人の色気を振りまく上司役の安藤政信さんも、それぞれの魅力が全開で、観ているだけで心拍数が上がりっぱなし! こんな2人になら挟まれてみたいと思わず妄想してしまうかも。

子宮を揺るがすような恋が女を上げる!

最近、心の底から人を好きになる気持ちを忘れている人は、この映画で恋することの喜びや儚さをぜひ子宮で感じてください。きっと、その先の世界はこれまでと違って見えるはずです。 

作品情報

『花芯』
8月6日(土) テアトル新宿他全国公開
配給:クロックワークス
© 2016「花芯」製作委員会

http://www.kashin-movie.com/

この記事を書いた人

志村 昌美
記事数:80 Posts

映画宣伝マンを経てライターに転向し、海外ニュースや映画紹介、インタビューなどを中心に執筆。この連載では、新作映画を紹介しつつ、自身の体験談と主観満載でお届けします。 また、イタリアとイギリスへの留学経験から、現在は日・英・伊・仏のマルチリンガル目指して猛勉強中! 日々試写で観る新作の感想など、随時つぶやいてます♪ https://twitter.com/masamino_19