好きなこと、話そ!

櫻井 智絵

【ご本人に直撃!】湊かなえさんの最新刊『ユートピア』を、丸の内OLが読んでみた。

2015.12.19
丸の内に勤務する読書好きのOL・櫻井智絵が、自分が読んで「ああ、面白かった!」と思った本だけを紹介する連載【丸の内OLの給湯読書室】。第9回は、人気作家、湊かなえさんの最新刊『ユートピア』を読んでみました。なんと、サイン会でご本人にもお会いしました!

丸の内に勤務する読書好きのOL・櫻井智絵が、自分が読んで「ああ、面白かった!」と思った本だけを紹介する連載【丸の内OLの給湯読書室】。第9回は、人気作家、湊かなえさんの最新刊『ユートピア』を読んでみました。なんと、サイン会でご本人にもお会いしました!

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【丸の内OLの給湯読書室】vol.9 櫻井智絵

2015年12月4日(金)、紀伊国屋新宿本店にて湊かなえさんのサイン会が開催されました。

主婦でありながら小説家の湊さんにお会いできる! このチャンスを逃すまいと行ってきました。

整理番号97番・集合19時35分・8階イベントスペース

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順番を待ちながら配布された“湊かなえのアナログ・ブログ”を読むと、なんと今日着ているのは作中に出てくる怨念モチーフをつなげて編んだカーディガン(笑)。茶色や橙色の可愛らしいお花のデザインなのに怨念とは…。

いよいよご本人と対面!

だんだんと自分の番が近づいてくるにつれてドキドキと緊張が高まっていく。

サインはほんの数秒間、何を話そうと悩んでいると…遂に私の順番がやってきた!!

私「初めまして、宜しくお願いします」

湊さん「初めまして、こちらこそ宜しくお願いします」

私「実は、anan総研のwebサイトでオススメの読書記事を書いてまして、もしよろしければこの本をご紹介してもいいでしょうか」

湊さん「ぜひ! この本はanan世代の方々にも共感できる内容だと思います」

私「ありがとうございます。湊さんがこの本を一言で表すなら何でしょうか」

湊さん「ユートピアはどこにある? かな笑」

とても気さくで話しやすく、ファンを大切にされている湊かなえさんの最新刊・・・

『ユートピア』とは?

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あらすじは…

地元商店街に古くから続く仏具の娘・菜々子。夫の転勤でしぶしぶ社宅住まいの光稀。好きな男に誘われて移住してきた陶芸家のすみれ。三人の女たちは美しい海辺の町で出会い、車椅子の少女のためにボランティア基金“クララの翼”を設立する。すぐさまその活動はメディアで取り上げられ、次第に知名度をあげようと活動を広げていった。最初は「誰かの役に立ちたい」とそれぞれが思いを抱いていたが、些細なすれ違いから三人の関係に軋みが生まれる。そして車椅子の少女は「本当は歩けるのではないか」と町内で噂が立ち始め…全ての歯車が狂い始める。それぞれが思い描くユートピアとは何なのか。その先にあるものとは。

読み終えて…

ユートピア…その意味は理想郷。

この本には誰かを苦しめる悪意はなく、自分の理想を探っていった延長線で人間の嫌らしい部分がぶつかり合う、それは私がかつて見てきた女子会みたいだなと思いました(笑)。

例えば、「○○ちゃんの旦那さんは高学歴高収入なんだけど、私は絶対あのルックス無理」「結局、そういう人としか結婚できないって残念すぎ」といった会話をしながらも表面上で祝福し合う。ほとんどの人はその嫌みな発言を無意識に受け入れています。しかし、ある人は作中の光稀のように“カッコいい生き方、カッコいい自分”が馬鹿馬鹿しくなるかもしれません。実は私もその一人です。それぞれ価値観が違うのだから、みんなが同じユートピアを持っていなくていいと思うと気持ちがスッキリしました。きっと読めば自分のユートピアを探したくなる 、年納めにピッタリな一冊です。

最後に…

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本屋さんでは時々、単行本が発売されると、著者のサイン会が行われることがあります。

そこでは小説家さんに直接会えるだけではなく、ほんの少しではありますが、お話ができるとっても貴重なイベント。

そういう情報は、本屋さんに掲載されていたり、ホームページでもイベント情報をチェックすることができます。※ここで注意したいのは、サイン会を開催する本屋さんで購入した本にしかサインがされないという点です。

とはいえ、人気作家さんと交流できるチャンスはオススメ! ぜひ足を運んでみてはいかがですか。

Information

スクリーンショット 2015-12-19 15.35.35 『ユートピア』(集英社)¥1,512

販売サイトはこちら>>

この記事を書いた人

櫻井 智絵
記事数:17 Posts

1985年生・丸の内中堅OL。ほぼ毎日、読書時間。空き時間があればふら~り本屋さんに立ち寄り、リアルタイムに自分が求める一冊を物色します。仕事やプライベートを両立させてくれるものこそ、本!丸の内OL目線からイチオシな一冊を紹介していきます。