
【ピース又吉】3万部増刷させた奇跡の小説『火花』を、丸の内OLが読んでみた。
【丸の内OLの給湯読書室】vol.1
「文學界」2月号 創刊以来初の増版!ということで、話題となっているお笑い芸人、ピースの又吉直樹さんのデビュー小説「火花」。
読みたい、今すぐに読みふけりたい!

あれ? 寝ちゃったらダメよダメダメ。
「文學界」がない!
まず、手当たり次第に本屋さんを探し回りましたが、
どこも売り切れ状態。。。(大ピンチ)
最後の望みにかけて行ったここに果たしてあるのか…

あ、ありました〜(嬉)。
やっと手にした「文學界」2月号、一気に読みしました!(図書館なので写真なし)
『火花』とは?
簡単にあらすじを説明すると。
舞台は漫才の世界。
売れない漫才師の主人公”僕”と同じく売れない先輩芸人が爆音が鳴り響く場所で出会う。
二人にとって初めてできた師弟関係。
先輩に喜んでもらいたい僕は、先輩と一緒に過ごしていくうちに自分自身の心の中の声と会話し始める。
だんだん売れてきた僕とは反対に、女性に見捨てられ借金が膨大になっていく先輩…
側から見たら「オカシイ」先輩でも、僕にとってかけがえのない師匠。
そんな師匠が目の前から消えてしまい、僕の漫才人生にも大きな決断をする時が来た。
漫才の裏と表を深く描き、本当にあった話のようなリアル感がある作品でした。
私が注目したのは、先輩芸人の名言です。
漫才師ならではのユーモアな表現もあれば、グッと心に響く重みある言葉にあふれています。
「人生思うようにいかないこともある、だから面白い」と教えてくれました。
そして、
とんでもない結末に思い出し笑い中です。
読書家で有名な又吉さんらしく、一つ一つの言葉が丁寧で、「小説」「漫才」を大切にされていると感じました。
未来の旦那さんはどんなに面白くなくても(又吉さんのように)読書好きがいいなぁ〜なんて(笑)。

次回作もとっても楽しみです。
まずは、増版が発売されたら絶対買いに行って永久保存にします!