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田代 わこ

大宮エリーが悩める働き女子にエール「100回空振っても1回打てればいい」

2017.5.9
中目黒の蔦屋書店で、大宮エリーさんの展覧会『Ellie EXPO in TSUTAYA』がはじまりました! そのオープニングセレモニーを徹底取材。「働くということ」をテーマにした大宮さんのトークや作品展の様子、さらにイベント後に実施したミニインタビューの模様もあわせてご紹介します!

中目黒の蔦屋書店で、大宮エリーさんの展覧会『Ellie EXPO in TSUTAYA』がはじまりました! そのオープニングセレモニーを徹底取材。「働くということ」をテーマにした大宮さんのトークや作品展の様子、さらにイベント後に実施したミニインタビューの模様もあわせてご紹介します!

『Ellie EXPO in TSUTAYA』スタート!

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大宮エリーさんの展覧会『Ellie EXPO in TSUTAYA JAPAN Tour(略してエリスポ)』が開かれているのは、中目黒のおしゃれスポット、蔦屋書店。スタバも入って、くつろぎながら本を選ぶことができる人気の本屋さんです。

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「エリスポ」では、写真や絵画、書籍のほか、Tシャツなどのグッズも展示。作品を通して大宮さんの創作活動10年を振り返る展覧会で、中目黒を皮切りに全国のTSUTAYA/蔦屋書店を周り、ライブペインティングや朗読会などが行われるそうです。

大宮エリーさん登場!

オープニングセレモニーは、蔦屋書店内の特設会場でスタート。

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作家や脚本家、映画監督、演出家などボーダレスな活動をされている大宮さん。東京大学薬学部卒業後、大手広告代理店勤務を経て独立されたという経歴の持ち主で、近年では画家として絵画制作も本格的に行われている超多才なクリエイター&アーティストです。

癒しパワーのある写真&絵画

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トークイベントでは、まず「エリスポ」で展示されている写真作品について大宮さんが生解説。展示されている作品は、写真集『見えないものが教えてくれたこと』(毎日新聞出版)の収録作品から選ばれたもので、エネルギーをチャージするために出かけている聖地などで撮った写真とのこと。

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例えば、こちらの写真は沖縄本島南部にある久高島で撮影されたそうです。

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“神の島” とも呼ばれる久高島によく訪れるという大宮さんは、島で何度か不思議な体験をされたそうです。そのひとつが、上の写真。光ってしまったので見えづらいかもしれませんが、空に鳳凰の雲が現れています。さらに、龍神様の雲も現れたとのこと(鳳凰と龍がツインで出ると良い意味があるそうです)。

また、あるとき思い立って久高島に訪れると、島の人しか知らない儀式の日だったようで、その儀式に参加したあと、急に高熱を発症したそうです。

大宮さん 翌日大阪で絵を描く仕事が控えていたので、島の人たちに解熱剤をもらおうとしたところ「いい熱は下げたらダメだよ。絵を描いたら治る」といわれて。結局フラフラで大阪に入って描いたのが、この青い珊瑚の絵なんです。

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大宮さん この絵は、久高島で録音した三線の音をかけながら、みんなに気持ちよくなってほしいな、と思って描きました。久高の海の中でゆりかごのようにたゆたう感じになってほしいなって思って描いていたら、そのうち熱も下がって。

このお話しだけでもスピリチュアルな感じですが、さらに驚くのはその後。

大宮さん この青い絵を大阪の中之島ミュージアムに展示してから数日後、美術館の人から「青い絵の前で人がどんどん倒れて寝てるんです!」と電話があって(笑)。そのとき、何か言葉にならないエネルギーみたいなものを伝えるために私は絵を描いているのかな、って思ったんです。

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スゴイお話しで、聞いていて鳥肌が立ちました。本当に不思議なパワーを持つ作品なんですね。ちなみに、蔦屋書店では、この作品の高精細プリント複製画が展示され、購入も可能(税別33,000円、額装込)。

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さらに、この絵はかわいいトートバッグ(税別2,130円)にもなっています!

「働くということ」とは?

今回のオープニングセレモニーが開かれたのは、5月1日の夜。メーデーにちなんで「働くということ」をテーマに大宮さんが語ってくれました。

大宮さん 独立して10年。会社には7年いて、辞めてから自分ひとりでよくやってきたなぁって。もちろん、いろいろな人が助けてくれました。わからないところはわからないんです、助けてほしいときには助けてほしいんです、って素直にいうようにしてきたから今があるのかなって。

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大宮さんが会社を辞めてから最初に手がけた仕事は、週刊誌の連載コラム。でも、その仕事が決まるまではいろいろあったそうです。

大宮さん 流れに身を任せつつも、その節目節目で自分のやりたいことを明確にいう。プッシュする。流れが来たとき、いい球が来たときにうまく打つ、というのを自分はやっていたかな。そのときうまく打てたのは、恥も外聞もなく何回もラケットを振っていたから。空振り100回くらいしているんですけど、1回ぐらいは、おっ打てる! ってときがあって。

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大宮さん 良い流れに乗って自分のところに飛んできた球を、感謝を込めて打ち返す。自分の能力は自分ではわからないのだけど、人から頼まれると、その人は私に何か見出して頼んでくれているってこと。そこに乗って努力することで、自分がブラッシュアップされるんじゃないかなって思ってきたんです。

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イベント来場者の多くは働き女子。その参加者から仕事に関する悩みを聞き、大宮さんが回答する時間もありました。そして最後のサイン会では、ひとりひとりのお話しに耳を傾けられ、ときにはアドバイスもされている大宮さん。

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そのお姿はお優しい菩薩様のようで、神々しく見えました。

ミニインタビューも実施!

イベント終了後、急きょミニインタビューが行われることに。お疲れのところ、お時間をいただくことができました。

まずは、久高島での鳳凰や龍神様などの神秘的な写真について、どんなお気持ちで撮られたのか、お聞きしてみました。

大宮さん 写真を撮っているときは、これを消えないうちに持って帰らないと、という感じ。なんでこんな景色が現れたんだろう、みたいな。自然に感動して、感じたまま撮っています。

次は、絵について。

まず、お好きな画家をおたずねしてみたところ、「ピカソやゴッホなど元気になれるパワー系の絵が好き」とのお返事。さらに、ご自身がライブペインティングなどで絵を描くときはどんなご様子なのか、お聞きしました。

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大宮さん ばばっと絵が見えてきて、ここは青! と色も浮き出て見えてくるので、それをさっと描く感じ。不思議なんですけど、迷うというよりも、浮き出たものに自分が追いついていかなければならないという衝動が湧き出てきて。そのイメージが消えないうちに描いています。

最後は、「働くということ」について。

最後は、「働くということ」について、ananweb読者のみなさんにメッセージをお願いしました。

大宮さん 仕事様(しごとざま)は生き様(いきざま)。仕事に打ち込むところに自分の哲学があらわれてきたりするので、いま満足していない人は、どうして満足していないのかな、と。何か違和感があるならどうして違和感があるのかな、と。一日のうち、仕事をしている時間って結構長い時間を占めるじゃないですか。そこが納得いっていないと、自分にとって良い人生じゃないと思うんですよ。納得すること。別に楽しくて刺激的であることが良いというわけではなく、自分に合っているとか自分が納得できているということが大事だと思うんです。仕事というのは自分を知るひとつのきっかけ。そう捉えたらいいんじゃないのかな、と。

大宮さんのお話しをメモしながら、心が熱くなってきました。深くて重くて温かいお言葉。何度も読み返したくなるメッセージでした。

大宮さんからのコメント

最後に、大宮さんから書面でいただいたコメントを掲載して、この取材レポートを終わりにします。

大宮エリーさんプロフィール

ananをごらんのみなさん。こんにちは。大宮エリーです。
こんかい書店という場所で、絵をみてもらったり、写真をみてもらったり、ライブをしたり
いろんなことができたらいいなと思っています。
何か、それぞれのかたの、感性を刺激したり、癒したり、どこかへ向かうきっかけになったらいいなと思って今回の展示をつくろうと思っていますので、ぜひ、エリーエキスポに参加しにきてください!
わたしのあがいた10年が、みなさんにとっての何かのきっかけの踏み台になったらいいなって思います。

Information

エリスポ_ロゴ

会期:~5月19日(金)
時間:7:00 ~ 25:00 
会場:中目黒 蔦屋書店

中目黒 蔦屋書店、公式サイト

期間中行われる主なイベント(公式サイトより)

※5月10日(木)19:00 - 21:00 ライブペインティングwith ticomoon(ハープとギターのユニット)
ticomoonの楽園のような音楽ライブで大宮エリーさんが、その場で絵を生み出します。
イベント詳細サイト         

※5月14日(日)予定
いよいよ新作お披露目!限定発売 絵画の絵本『This is forest speaking』
大宮エリーさんが自分の絵画に対応して、物語を描き下ろしました。思いを伝えるということ展から5年!あの感動を再びお届けします。※サイン会のみ。

※5月18日(木)予定 
大宮エリーの物語の生まれる場所with渡辺シュンスケ(シュローダーヘッズ)
渡辺シュンスケさんの天才的なピアノに大宮エリーさんが物語を読む、耳で聞く映画のようなステージをお届けします。

この記事を書いた人

田代 わこ
記事数:152 Posts

出版社勤務を経て、フリーランスのライター・エディターに。主にエンタメ系コンテンツ記事を執筆。趣味は美術鑑賞と絵を描くこと。ananwebでは「カメラマンが教える! いいね! がつくスマホの撮影テク」も連載中です!