ハダカのコクハク【Epi8-4】「相性より、大切なもの」

— Page 3/3

Pink eye’s

したくもないことを頑張っていると…

「したくもないことを頑張るなんてムダ! 本当に自分がやりたいことだけを頑張らないとソン」という純子さんの言葉は、今の私にぐっさり刺さりました。

ちょうど、気のすすまないことを頑張ってムダだと感じる出来事があったところだったからです。超個人的なこと、話していいでしょうか?
 
私のハズバンド(夫)は、競馬が大好き。ギャンブル好きというよりも、とにかく馬をこよなく愛していて、馬を見るだけで鼻息荒めに。「あんなに汗をかいちゃって……」「騎手が乗ったらすごく凛々しくなった」などと馬を観察しては嬉々としています。競馬の予想をするときは超真剣。話しかけると「集中しているから!」と怒られてしまいます。

そんな彼なので、私が競馬に興味を持つと超嬉しそう。なので、私も馬好きを演じています。だけど、本当は競馬にはさほど興味がありません。というか、競馬には、3連単、ワイドだの、ダートだの専門用語がたくさんあるし、「コンテッサトゥーレ」など舌を噛みそうな名前の馬も多いし、本気で予想しようと思うと、何個も前のレースからチェックし、血統や厩舎を探り、現状をチェックし……などなどやることがいっぱいです。

私には面倒なんです! 彼が一生懸命に馬情報をくれても、予想の仕方を教えてくれても覚えられませんわ。

結局、私は馬の名前を見て「ブチコ、気になるね~」とかつぶやきながら(適当な)インスピレーションで買うだけ。それでも「当たるかな~」とワクワクする時間は楽しくて満足していたのですが、彼にとっては大不満だったようで。

「キミは、馬のことを愛していない!! いくら教えても全然覚えない!」

と不機嫌になることが良くあります。彼は、自分と同じくらい、私にも馬を愛してほしいのです。(同じなんてムリだっつの)。

「あ~あ。頑張って競馬につき合っているのになぁ……」という、悲劇のヒロインになりかけましたが、純子さんの言葉を聞いてハッとしました。

したくもないことを頑張ったところでムダ! それどころか、したくもないことを頑張ると、周りをキズつけてしまうんだ……。

私が本当にやりたいことって何だっけ? 

とりあえずは、ハズバンドと楽しく暮らすことなので、馬の勉強なんて遠回りはやめて、もっとハズバンドの観察を頑張ろうかな。 

 

ハダカのコクハク【Epi8】「結婚と離婚と、HAPPYな私。」まとめ

【Epi8-1】「お父さんのアレ、どこに入れる?」
【Epi8-2】「アナルでしかイケない彼」
【Epi8-3】「カラダの相性が良すぎて…」