内藤聡子「負けじとアクティブに」 ハワイの人々の朝が早い理由

2017.1.4
内藤聡子さんの連載「フリーキャスター内藤聡子、仕事を辞めて留学しました」。第3回の今回は「住んだら見えてきた、ロコたちのヘルシー事情」です。
愛用中の携帯ケース。ジュースの中身は…まさかの成分にロコたちからも大ウケです!

住んだら見えてきた、ロコたちのヘルシー事情。

ハワイの朝はとにかく早い!

往復5万円(!)の格安チケットで渡ハした私も、時差ぼけを解消したころには住人の仲間入りを果たし、日常生活が始まりました。朝起きて窓の外を見ると、どんなに早朝であろうとたくさんの人がすでに活動中。サーフィンやSUP、ジョギングにウォーキング、テニスにヨガ。朝6時台から開いているカフェも珍しくありません。

日が高くなると暑くなりすぎるというのが一番の理由だけれど、ハワイの観光業以外の仕事は、アメリカ本土(ハワイではみんなメインランドと呼びます)と何かしら関係があるため、時差の影響もあるとか。メインランドに合わせて仕事をするとなると必然的に会社が始まる時間も早くなり、仕事に行く前に運動をしようとなると、日の出とともに活動開始! ということになるんです。

こんなに早起き、それもお仕事前に運動だなんて偉いなぁと感化され、私も負けじとアクティブに。一年中暖かいおかげで早起きも苦にならない! それもハワイの魅力の一つかも。

ロコの健康志向の高さは食にも表れていて、スーパーやレストランでは、

【gluten free】小麦などグルテンは入っていません

【dairy free】乳製品は使っていません

【Vegan】完全菜食主義者用

【GMO free】遺伝子組み換え食品は使っていません

【no-MSG】化学調味料は加えていません

という言葉を日々目にします。

ないとう・さとこ フリーキャスター、気象予報士。’74年生まれ。大学在学時にお天気キャスターとしてキャリアをスタート。その後、報道、情報番組はじめ数々の番組でキャスターや気象予報士として活動。’10年からはTOKYO MX『5時に夢中!』のアシスタントとして絶大な人気を誇る。’16年3月に番組を卒業、充電期間に。

オーガニックひとつとっても、アメリカだと生野菜はもちろん、缶詰や冷凍の野菜もオーガニックか否か、お肉に関してもオーガニックの餌を食べて育ったか否か、卵やバター、牛乳だって、オーガニックの餌を食べて育った動物から採っているかまで選べます。

一般的なスーパーでも、品数は少ないながらも、これらを謳った商品を購入できるし、ファーマーズマーケットに足を延ばせば更によりどりみどり。東京にいたころ、低回転式ジューサーでフレッシュジュースを作るのにハマって、わざわざ渋谷までケールを買いに行く時期があったけれど、こちらでは新鮮なケールが山積みになっていて、気軽に手に入りワクワクします。

ハワイに限らず、アメリカ全般に言えることですが、健康への気遣いが日本より進んでいるなぁと感心することが多い半面、びっくりするくらい太っている人を見かけるのも日常。多くのオーガニック食材を扱っている店内でも、ピザとホットドッグ売り場のカウンターには長蛇の列。もちろんピザのお供は巨大な甘〜いジュース。またこのジュースが大抵リフィルフリーなものだから、みんな1杯では終わらないんですよね。

そもそも水以外の甘くない飲み物を探すのは大変。コンビニで淹れたてのアイスコーヒーや甘くないカフェオレがいつでも買えていた生活が恋しくなります。

~この続きはanan本誌でチェック! 

ないとう・さとこ フリーキャスター、気象予報士。’74年生まれ。大学在学時にお天気キャスターとしてキャリアをスタート。その後、報道、情報番組はじめ数々の番組でキャスターや気象予報士として活動。’10年からはTOKYO MX『5時に夢中!』のアシスタントとして絶大な人気を誇る。’16年3月に番組を卒業、充電期間に。

※『anan』2016年12月28日-2017年1月4日合併号より。文・内藤聡子

(by anan編集部)