横澤夏子「常に最善策を考えて行動している」 “ベビーハンドラー”の仕事ぶりに感動!

2024.1.15
出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、優先順位を理解している女性、「その場をハンドリングする女」になりきり。

現場の状況を見極めて一番いい判断をしよう。

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オムツのウェブCMをやらせてもらった時、当然ながら撮影現場には赤ちゃんが。そばに女性が立っていたので「お母さんですか?」と聞くと、「あ、ベビーハンドラーです」と。初めて聞くのでどんなお仕事なのかと尋ねると、赤ちゃんをご機嫌にするというものでした。実際、赤ちゃんが怖いくらい見事にハンドリングされていてびっくり…! 顔をカメラに向ける時は、好きなおもちゃを持って興味を引く。カメラさんの邪魔になるといけないから、絶妙に写り込まないキワの部分で戦っていて、本当にすごい、面白い! と感動しました。もちろん、オッケーが出ます。また、撮影が続き、お昼寝の時間と重なって赤ちゃんが眠そうにしていたことも。すると、「寝ますよ。撮影変更!」と言って撮影の順番を変えていて。赤ちゃんだけでなく現場のハンドリングもしているのか、すごい影響力…! とまた感動。この現場で何より大事なのは、赤ちゃんが機嫌よくいることだと理解し、常に最善策を考えて行動しているわけです。実際、彼女のおかげで現場は円滑に進んでいきました。話を聞くと、もともとメイクの仕事をしていて、CMの現場で赤ちゃんをあやしていたところ、その場にいたベビーハンドラーさんにスカウトされて今の仕事を始めたとのこと。メイクの仕事は続けていて、この日の現場では、私の夫役の方のメイクも担当してました。

彼女のようなすごい人になるには、“何を一番優先すべきか”ということを理解しているのはもちろん、それを周囲の人にハッキリと伝えられる強い気持ちを持つことが大事。今回の現場でも効率より赤ちゃんの状態を優先した結果、スムーズでした。その時どきの状況をしっかりと観察して、ベストな判断ができるといいですよね!

よこさわ・なつこ 芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。バラエティ番組やCMで活躍中。2023年6月に第三子を出産。

※『anan』2024年1月17日号より。写真・中島慶子 イラスト・別府麻衣 文・重信 綾

(by anan編集部)