春はトライしやすい! “色気ファッション”3つのポイントとは

2020.3.25
男女ともに心をつかまれるのは、自然体な色気。ぱっと見を左右する「外見」から入るのも効果的です。休みの日に取り入れたくなるファッションで色気のスパイスをさらっと追加してみては。

意外な肌見せには、異性・同性ともにはっとする。

一見するとシンプルな服に見えて、実は背中が開いていたり、袖やウエストなどに切り込みが入っている、ボトムスに印象的なスリットが入っているなど。つい見入ってしまう、という心理をつく“チラ見せ”は、いつの時代も品のある色気をもたらす絶妙な武器。

「どこかに素肌が少し見える服は、取り入れ方によって健康的な色気が出せるアイテム。思わぬところで肌が見えると、会う人に新鮮な印象を与えることができます」(スタイリスト・中根美和子さん)

「丸見えだと魅力を感じない。でも、見えるはずのない体の部分がほんの少量でも見えているという、その意外性に人はどうしても惹かれてしまうんです」(心理カウンセラー・山脇惠子さん)

ポイントはあくまでも、少しだけ肌を見せるデザインを選ぶこと。

「ビギナーの場合は、自信のある部分の肌見せから始めるのがいいでしょう。背中でもウエストでも、自分で努力をして磨いてきた部分なら、見せやすいし堂々と服を着こなせるはず」(山脇さん)

「一部分を見せたら、ほかはきちんと隠すとか、肌見せしているぶんゆるいシルエットでボディラインは見せない、などの引き算をすると大人っぽくて上品な色気が出せるでしょう」(中根さん)

春は素肌のチラ見せで、新たな色気のニュアンスを楽しんでみて。

少しの面積でも意識を奪う背中見せ。

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正面は首の詰まったベーシックなデザインで、背中は部分的に開いたデザインが施され、ほのかに女っぽさを発揮するカットソー。「開きが大きいと背中のお手入れも大変だけど、これぐらいならその心配もなく気軽にチャレンジできます。タンクトップに重ねて着ているようなスポーティなデザインなので、媚びない健康的な色気が出せるし、1枚でさらっと着るだけなので、コーデしやすくて失敗しないところがポイントです」(中根さん)

トップス¥12,000 パンツ¥25,000(共にG.V.G.V./k3オフィス TEL:03・3464・5357) ピアス¥20,000(イリア アシミネ/シック TEL:03・5464・9321)

体が泳ぐシースルーは柔らかな印象に。

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シアーなアイテムはこの春のトレンドでもあるので、1点取り入れるだけで旬顔に。「ゆるいシルエットでエアリー感が出せるものを選ぶと肉感が強調されすぎずヘルシーに着こなせます。シンプルなデザインより、色が強いものや柄が入っていると、“透けてる感”が和らいで、初心者におすすめ。アクセサリーは女性らしい華奢なタイプでも、個性的なデザインを選ぶと、全体のポイントになっておしゃれに仕上がります」(中根さん)

トップス¥16,000 スカート¥33,000(共にコンバース トウキョウ/コンバース トウキョウ 代官山 TEL:03・6455・0048) ピアス¥10,000(マンデーエディション/ジェムプロジェクター TEL:03・6418・7910) インナーはスタイリスト私物

ちらりとのぞく脚が品を醸し出す。

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防寒第一で過ごした冬が明け、素足を楽しみたい春は、スリットが効果的。「潔く深めのスリットを選ぶと、大人っぽい印象に。絶妙なのは隠しすぎず見せすぎない膝上10cm。座ったときに膝が見えるぐらいが、程よく色っぽい。サイドのスリットは脚の形が露わになるので難易度が高く、初心者は、脚が見え隠れする正面のスリットがおすすめ。ハリのある硬めの素材やシャツデザインできちんと感をキープして」(中根さん)

ワンピース¥54,000(エアロン/コロネット TEL:03・5216・6518) サンダル¥19,545(コス/コス銀座店 TEL:03・3538・3360) アシンメトリーイヤカフ¥7,000(フミエタナカ/ドール)dolepro@gmail.com リング4つセット¥7,500 ボール付きリング¥8,750(共にマンデーエディション/ジェムプロジェクター)

中根美和子さん スタイリスト。トレンド感と女性らしい魅力を活かしたスタイリングが、女性から見ても憧れる絶妙な色気を生み出す。本誌でも多数の女優、アイドル、タレント等のスタイリングを手掛けている。

山脇惠子さん 心理カウンセラー、芸術療法講師。東京成徳大学大学院心理学研究科カウンセリング専攻修士課程修了。色彩を研究し、実践や指導に携わる。著書に『図解雑学 よくわかる色彩心理』(ナツメ社)など。

※『anan』2020年4月1日号より。写真・北村圭介 スタイリスト・中根美和子 ヘア&メイク・奥平正芳 モデル・琉花(エトレンヌ) 取材、文・若山あや

(by anan編集部)