あの名作映画が“エロパロ”で登場!? ananイチオシ6作品

2018.8.21
エロスと笑いの大競演。「ananエロデミー賞2018」。もはや誰も覚えていないはず、でも実は今回で第3回を迎えるこのアワード。主にアメリカで作られる映画のパロディ・通称“エロパロ”の中からエロはそっちのけで、ダジャレ感、B級感などを重視し、名(迷)作を選出します!
セックス

ライターK:まずは『ブラだけ着た悪魔』から。女子の自分探し物語かと思いきや、主人公が男です。

編集N:設定から違うし(笑)。で、すいません、これめっちゃ画質が粗いんですが。

ライターK:デヴィッド・リンチの映画だと思えばいいんじゃないですか? またはラス・メイヤー。

編集N:…無理です(笑)。舞台はアダルト情報誌の出版社ですね。あ、唐突にセックス始まりました。って、セックス中のセリフ、訳してくれないんですか?! そこ、最も聞きたいところなのに!!

ライターK:「オー・マイ・ガー」って言ってる。しかし元の映画と全然関係ない設定だ、これ(笑)。

編集N:エロパロって、こんなに関係ないものなんでしたっけ…。じゃあ次はどう見ても関係ありそうな、『床ジョーズ』。

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ライターK:タイトル考えた人、天才ですね、完全に。

編集N:お、あれっぽい音楽流れてきました(笑)。

ライターK:女が裸で深夜の海に入り…サメ来たけど雑なCG(笑)。

編集N:船に乗ってるシーン、役者が揺れてるふうを装ってる姿に思わずホロリとします。それにしてもみなさんタトゥーが派手で、そこに目が行っちゃって、性行為にまったく集中できません(笑)。

ライターK:似たようなラインの『ヌイテー』観ましょう。例の宇宙人、結構よくできててウケる!

セックス

編集N:フレームには入っていないけれど、下半身に置かれた手が絶妙に上下してて、非常にエロくだらないです(笑)。

ライターK:着ぐるみの腕の付け根の隙間とか、もう最高。しかもストーリーは結構本家に忠実だし。

編集N:オマージュが多数あって、これ本家を相当好きな監督が撮ってますよ。でも空飛ぶシーンのCGの安さ(爆笑)。

ライターK:次は『HナMEN』。ヒーロー大集合の映画のはずです。

セックス

編集N:メイクも衣装も、完成度は低いですが頑張ってますね。さてはコスプレセックスが楽しめるんですね…って! なんで脱がずにセックスシーン撮ってるんですか!! 入ってるふうに見せる気もないって何事?! 脱がなすぎ!!

ライターK:特殊能力で、服を貫通しちゃうって設定なのかもしれないですよ?

編集N:そんなバカな(笑)。じゃ、『デソウ』観ましょう、方向性を変えて。

セックス

ライターK:刑事モノですね。雰囲気が『インヒアレント・ヴァイス』的でカッコいい予感。セリフにギャグがちりばめられてて、小粋でおしゃれですよ。

編集N:フェラチオのスペルを当てるゲームとか、最高すぎます。うわー、拷問シーンも結構リアル! 血がぁぁぁぁ!

ライターK:犯人誰なんだろう? 本気でおもしろい、エグいけど。

編集N:じゃ、最後は『オマター』。ファンタジー好きの私としては、すごく期待してます!

セックス

ライターK:これまでにない美女が続々出てきますね。美しい~。で、どこがどうアバターなんです?

編集N:今、全身を青く塗った女が出てきたような…。

ライターK:あ、うん。なるほど。

編集N:深追いは野暮です(笑)。

ライターK:では大賞を選びたいのですが…。本家への深い愛、エロ、そして笑い、そのすべてのバランスが素晴らしかった『ヌイテー』を推したいです。

編集N:賛成! エロパロの醍醐味がすべて詰まってましたね。個人的には、『オマター』の美しさに感動したので、芸術賞を差し上げたいと思います。

ライターK:では私は、普通に結末が気になってしまった『デソウ』に脚本賞を。この監督の普通の映画、観てみたいです。

編集N:いやぁ~、映画って、ホントにいいですね。

ライターK:ではまた来年~。

『ブラだけ着た悪魔』 主人公は駆け出しのポルノジャーナリスト。でっち上げの記事でも売れればいいと思う上司、女優を食い物にする女上司と戦いながら、本物の愛に目覚めていく。『THE DEVIL WEARS BRA』60分¥2,800(コンマビジョン)

『床ジョーズ』 田舎町のビーチに現れた、若い女子のみ襲う巨大な人食いサメ。サメを捕まえるべく、女市長、研究者、警察、漁師などが体を張って戦う! そしてすぐヤる! 『THIS AIN’T JAWS XXX』120分¥2,800(コンマビジョン)

『NUE.T. ヌイテー』 言わずと知れた、宇宙人と人間たちの交流を描いた心温まる物語のパロディ。宇宙人の完成度の高さに驚かされるも、CGのB 級感はこれぞエロパロの秀逸加減。笑って観られる明るいエロパロ映画。『E.T. XXX:A Dream Zone Parody』70分¥2,800(コンマビジョン)

『HナMEN』 超人的な性感体を持つミュータント&エロフェッサーXと、恥丘滅亡を目論む敵との性戦対決! 物語は比較的忠実だが、詰めの甘いコスプレについ笑いが…。『X-Men XXX: An Axel Braun Parody』70分¥2,800(コンマビジョン)

『DeSAW デソウ』 ‘04年公開のサイコスリラー映画のパロディ。エロがメインだが、サスペンスとしてのストーリー展開も秀逸。思わずエロを忘れて見入ってしまう力作。殺人鬼のメイクのユルさに苦笑。『SAW:A HARDCORE PARODY』100分¥2,800(コンマビジョン)

『オマター』 ‘09年製作の某名作のパロディかと思いきや、この作品は‘96年製作?! 青く体をペイントした美女が出てくる、その一点だけでこの題名になった模様…。しかし映像は芸術的で美しい! 『ZAZEL, THE SCENT OF LOVE』120分¥2,800(コンマビジョン)

編集N アートと芸術を愛する、映画好き編集者。ちなみにエロ方面にも興味津々なアラサー。

ライターK くだらないサブカルが大好きなアラフォー。アホなエロが好きで、この賞の主催者。

※『anan』2018年8月15・22日号より。 

(by anan編集部)


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