会社を辞めて、こうなった。【第5話】 metroPCSで携帯を契約する。

2015.1.29
何の前触れもなくステイ先を追い出された元編集者・土居。慌てて家探しを始めるもなかなか決まらず、まず、携帯を契約することにしました。日本でも面倒な携帯の契約。異国での契約中に、意外なことが起こります。

長年勤めた出版社を辞めて、なんの保証もないまま単身アメリカに乗り込んだ女性が悩みながら一歩一歩前進して、異国の地で繰り広げる新鮮な毎日を赤裸々にレポートします。

 

【第5話】metroPCSで携帯を契約する。

さて、お金で買える安全は買おうという境地に達し、携帯電話を契約しました。

日本から持ってきたiPhoneはロックされているので、サンフランシスコのダウンタウンにあるアップルストアで大枚はたいて、iPhone6を購入!

2年保険(ただし盗難や紛失には保証ナシ)、携帯ケースなどを含めてだいたい1000ドル(日本円で12万円ほど。円安のバカ!)ほどでした。

絶対盗まれないようにしないと…。

日本基準で考えると想定外すぎることが続々勃発するため、盗難に対してもド警戒中の私。あのおっとりした私は、どこへ行ってしまったのでしょう…?

アップルストアでも「指紋認証とパスコード認証で二重セキュリティロックできないのか?」と質問しては、ナイスガイたちに「そんな質問されたの、初めて…」とちょっぴり引かれたのでした。

1.危険に遭遇しないために、身を引き締める。
2.でも人との関係を築くために、心を開く。

今はまだ、こちらの生活に適合する1と2のベストバランスがよくわかりません。失敗も含めていろいろやってみないと、きっとわからないのでしょうね。

契約中に窃盗事件発生!!

さて、携帯を購入した後は、metroPCSでキャリア契約しました。

VAN NESS通りの店舗で契約。
VAN NESS通りの店舗で契約。
スタッフの対応もプロフェッショナルでした。
スタッフの対応もプロフェッショナルでした。

こちらではAT&T、T-mobileが主流ですが、軽く検証してみてmetroPCSがリーズナブルだったためです。

契約を更新するかどうかを毎月決めることができ(続行したければ、翌月分を支払う)、解約手数料なども必要が無いので、もし不具合があれば別のキャリアに変えれば良いかなと思っています。

さて、キャリアを使用するためのSIMカードを10ドル(税込約11ドル)で購入したら、月間使用料40ドルをクレジットカードで先払いします。

SIMカードを入れているところ。お店の人がすべてやってくれます。
SIMカードを入れているところ。お店の人がすべてやってくれます。

40ドルの契約についてくるのは、アメリカ国内の通話料(携帯でも家の電話でもどちらでもOK)&テキストメッセージ料が無制限。最初の2GBは4GLTE速度のネット接続(その後は速度が遅くなる)です。

契約書に住所を書いて、パスポートを見せて、ものの10分ほどで契約完了。

「簡単でしょ?」とスタッフの人に言われて「本当ですね」とうなずいたそのとき、ものすごい警報が!!

なんと、客のひとりが店で販売中の携帯実機を盗み、逃走したのです。

えーーーーーーーーー、まじでーーーーーー―!!!!!!!!

そ、そんなこと、フツーに起こるわけ?!?!(起こるんです)

店員さんに「に、日本じゃ考えられないです…」と伝えると、「サンフランシスコは本当にクレイジーだから。お互いに気をつけましょう」と言われ、お別れしました。

店を出たとたん、即911〈警察〉を登録したことは言うまでもありません。

SEE YOU!

たまたま立ち寄った絵画展のクジに当たり、絵をもらいました。
たまたま立ち寄った絵画展のクジに当たり、絵をもらいました。

 

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PROFILE
土居彩
編集者、ライター。14年間勤務したマガジンハウスを退職し、’14年12月よりサンフランシスコに移住。趣味は、ヨガとジョギング。ラム酒をこよなく愛する。目標は幸福心理学を学んで、英語と日本語の両方で原稿が書けるようになること。