犬山紙子の夜更けの女子トーーーク vol.17隣の芝生は超青く見える

2014.11.14
人は人、自分は自分。こんなこと誰に言われなくても分かってるけど、どうしても人と自分を比べちゃうときってありますよね。友達の FB やブログで流れてくる素 敵な日常を見ると、急に自分の人生が間違ってるんじゃないかって不安になったり。

”夜更けの女子トーク”に登場するのは、職業や価値観もそれぞれ違う、個性豊かな4人のアラサー女子たち。仕事にも一段落がついた夜更け、4人がグループLINEで本音炸裂の女子トークを繰り広げます。

テーマ:隣の芝生は超青く見える

犬山さん連載17

人は人、自分は自分。こんなこと誰に言われなくても分かってるけど、どうしても人と自分を比べちゃうときってありますよね。友達の FB やブログで流れてくる素 敵な日常を見ると、急に自分の人生が間違ってるんじゃないかって不安になったり。あの子、華やかな仕事してる、あの子の彼氏はいつもプレゼント持ってきてくれる、あの子もう子供 2 人目、あの子もう10万部突破!?(これは犬山のボヤキ)。

しかしながら、そもそも人が自分から発信する情報なんて、本人が精査して出しているものですから、大体キレイな部分なんですよね。わざわざ自分のショボイ部分や醜い部分をSNSに載せる意味ないし! だから、すっかり仲良くなって、本当の悩みなんてお互い相談する頃には本当に「人は人、自分は自分」ってすっと思えるんですよね。嗚呼、そうだみんな平等に人間だって。

あと、自分だってやってます、素敵な人生を送ってますアピール。だって、SNSでくらいキレイめな自分でいたいじゃないですか(ちなみにSNSはSNSでも、インスタで私はおもにキレイめアピールしています)。先日も赤ワインをきれいなグラスに入れて撮り、さらにいい感じに加工して「家飲み。ピノが好き」ってSNSに投稿しましたが、そのとき着てたのは実家から持ってきた「ハリウッド」って書いてあるダサさの極みみたいなトレーナーですからね…。何がピノだよ!

きっと人を羨ましがって、自分も羨ましがられ て、でも結局、自分で選択して歩んだ人生を愛でて。そ うやって一生過ぎてゆくんだろうなあ…、と思うのです。

(vol.16までは、anan#1880-18879に掲載されたバックナンバーをもとに再編集しています)


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PROFILE
1981年生まれのイラストエッセイスト。美女達のトホホネタをまとめたエッセイ「負け美女」(マガジンハウス刊)、峰なゆかとの対談本「邪道モテ!」(宝島社刊)をはじめ「街コンのホントのところ」(新人物往来社刊)、「嫌われ女子50」(ベストセラーズ)、「高学歴男はなぜモテないのか」 (扶桑社新書)などが好評発売中。TBS「内村とザワつく夜」レギュラーなど、テレビやラジオなどでも活躍。最新刊は瀧波ユカリとの共著「女は笑顔で殴りあう〜マウンティング女子の実態〜」(筑摩書房)