【さらば、激太り!】キレイな自分を想像♪ 正しい方法でダイエットに臨む

文・小阪有花 — 2016.9.28
激太りしたままの筆者・小阪。このままでは、保育に支障が出ると考えて、ダイエットを始めることに。

【グラドルから保育園へ】vol. 24

ダイエットを決意!

私はダイエットを決意し、今までの食生活を全て見直した。グラビアをやっていたときは、ただやみくもに食べないダイエットをしていたけれど、そもそもそのせいで私の体はすっかり太りやすい体質へと変わってしまっていた。食べ物を体内に入れなければ太るわけないとあの頃は思っていたけれど、それは大きな間違いだった。

よく、ダイエットを頑張っても結局ドカ食いしてリバウンドしてしまい落ち込む、という話があるが、あれは、理にかなった体の反応なのだ。体内に食べ物を入れないことによって、体の内蔵機能が低下してしまう。機能が低下することは、体にとっては危機的状況に陥っている、と判断される。当たり前に送られてくるはずの栄養が来ないので、体が焦ることは当然のことだ。焦った体は、脳に信号をおくる。食べ物を体によこせー!と。それが空腹。それでもしばらくはその信号を無視し続けることは可能だろう。しかし、人間が本能と戦い続けるのは難しい。何か辛いことがあるとそれはストレスへと変わり、ストレス発散は食へと誘導されてしまう。そもそも、食べ物を我慢していることがまず辛いことだから、ストレスは溜まる一方だ。その結果、何かの糸が切れたかのように、人はドカ食いをしてしまう。

その時は、まるで自分の意識がとんでしまったかのように食欲に支配され、ふと我に帰ると目の前にあるのはお菓子の空袋やお惣菜の空パック。時すでに遅し。恐る恐る体重計に乗ってみると、思ったとおり。いや、それ以上。もとの体重より2、3キロはオーバーしてしまうのだ。「なんで!? そんなに食べてないし、いままで我慢してきたのに!」と叫びたくなるが、それもそのはず。今まで栄養が送られてこなかった体は、またいつ栄養が途絶えるかわからないと危機感を覚え、ありとあらゆる場所へ、非常食を用意しておく感覚で、栄養を脂肪に変えて体内に蓄積させてしまうのだ。

私はこの間違いをグラビア時代に何度も犯し、ダイエットに失敗してきた。だから、次にダイエットするときは、ちゃんと勉強し、間違ったやり方ではなく、正しい方法でダイエットに臨む決意をした。もともと、なにか目標をたててそれに対して懸命に取り組むことは嫌いではなかった。生きる目標があることは素晴らしい。綺麗になった自分を想像することは、いまの自分をみるととても遠く険しい道に思えたが、このまま生きるよりは100倍まし、とやる気は自然にみなぎった。

保育とダイエットだけの日々

ダイエットをする前に、たくさんの本を図書館で借りた。美容、ダイエットに限り、古い本はたまに間違った知識が入っている可能性があるので、私は、最新作の本に絞った。保育園は、毎週5、6日あって、朝から晩までがっつり入っていたため、時間がある訳ではなかったが、このときの私は、給料15万5千円に対して、家賃が9万。そこから携帯やら光熱費やら何やらひかれるため、自分の使える手取り金額は3〜4万しか残らなかった。

だから、遊びになんていけないし、休日どこかに出かけて買い物したりなんて事もできなかった。そもそも遊ぶ友達もそんなにいたわけでもない。まぁ、それが良かったのか、やることなんて勉強くらいしかなかった。ふと冷静になると、何もかもギリギリな生活が嫌になる。無音に耐えれずテレビをつけたいと考えたりもしたが、同期がキラキラと働いてる姿が目に入るのはもっと辛い。私は、ある呼び出しがかからない限り、ひたすら保育園で働くことと、ダイエットの勉強に打ち込んだ。なにも考えたくない私にとって保育とダイエットに打ち込んだ生活は、苦しくも、人生の救いに繋がった。


Information

https://mobile.twitter.com/kosaka_revival


こさか ゆか/保育園プロデューサー
ただいま長年の夢だった絵本作家になるため、クラウドファンディング(12月28日まで)に挑戦中です。テーマは「子どもの心に寄り添える絵本を作りたい」。ご支援よろしくお願いいたします。 https://faavo.jp/tokyo23/project/3316 リバイバルミーティング代表。チャイルドカウンセラー、家族療法カウンセラー、幼児食インストラクター、ベビーシッター資格習得。 2004年ミスマガジングランプリを獲得し芸能界デビュー。グラビアアイドルとして活躍後、2009年に引退。現在は子どもの心スペシャリストとして活動中。