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大原 絵理香

【至近距離にドキドキ♡】一度は観たい “小劇場演劇” に行ってきた!

2016.12.16
サブカル好きのライター・大原が、話題のスポットを巡り紹介する連載!現役女優・川村紗也さんから舞台ができるまでを教わった前回に続き、今回はいよいよ観劇です。 大原が川村さんの主演舞台を観てきました♪ 初体験で得た魅力をお伝えします!

川村紗也さんの舞台を観劇しました!

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今回の舞台は、駒場東大前にある『こまばアゴラ劇場』!

【サブカル女子の遊び場】vol. 4

前回の記事では、現役の舞台女優・川村紗也さんからクリエイター視点での “小劇場ができるまで” を教わりました。2回目の今回は、実際に川村さん主演の舞台『ゆっくり回る菊池』で “小劇場演劇 ”デビューを果たしたわたしが、観客視点で “小劇場演劇” の魅力をお伝えいたします。

まず、公演当日は、開場時間と開演時間の確認はしっかりと行い、遅れないようにしましょう。小劇場は途中入場が不可能なところが多く、また可能だったとしてもほかのお客さんの迷惑になるので、早めに到着しているのが理想です。

ちなみに、万が一都合が悪くなった場合は、当日券を待っているほかのお客さんに譲ることも可能なので、行けなくなった時点で劇場に連絡するのが “小劇場演劇” のマナーだそう。劇場が小さいぶん、お客さん同士のちょっとした心遣いが大切なんですね。

魅力その① どこから観ても近い!

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一番後ろでも舞台を隅々まで見ることができて、臨場感がすごい!

本番が始まってまず驚いたのが、一番後ろの席だったのにもかかわらず役者さんの表情はもちろん、指一本一本の動きまでよく見えたところ。サボテンに霧吹きをしていたとき、その霧まで見えたことには本当に驚きました。昔大きな劇場に人気の劇を観に行った際、オペラグラスを使って狭い視野で必死に観ていたのってなんだったんだろう…と思うくらいの迫力。すごい!これが小劇場なんだ!

『ゆっくり回る菊池』は、人を殺してしまったという重いストーリーなはずなのに、みんなとっても明るく、楽しげで。サスペンスとコメディが一気に押し寄せてきて、おもしろいんだけど脳が混乱するような、不思議なストーリーでした。

登場人物はみんなレトロな服を着ているのにスマホを使っているし、かと思えば黒電話が出てくるし。ほかにも、現代アーティストも作らないような変な形の壺や、万引きを自制するため自分の手を切り落とす電気ノコギリまで出てきて、小道具ひとつとっても独特の世界観でした。

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着物にスマホ。
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舞台上、隅から隅まで使っていました。
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立ち位置で、いろいろな表現ができるんですね。

魅力その② 公演後に役者と話ができる!

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笑ったりハラハラしたりした本番が終わり外に出ると、ほかのお客さんが会場入口で役者さんたちを待っていました。“小劇場演劇” は本番後に役者さんが出てくることが多く、直接感想を伝えたりすることができるんです。おもしろかった、感動した、ここが良かった、みたいな気持ちを直接伝えることができて、それに対して役者さんから直接リアクションがもらえるなんて、素敵な文化ですよね。個人的には、これが“小劇場演劇”の一番の魅力だなと思いました。

わたしはもちろん川村さんにご挨拶。小劇場演劇が初めてなのですごく不安という話を前回のときにしていたので、「すごく楽しめました!」と伝えると、「よかったです!」と笑顔で返してくれました。

劇場の裏側へ潜入!

本来はここで終わりだったのですが、なんと川村さんの計らいで小劇場を案内してもらうことになりました!さっきまで客席から見ていた舞台を間近に見るのは、なんだか不思議な感覚。

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2公演を終えてお疲れのところ、川村さんは丁寧に案内してくれました。
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暗くても立ち位置がわかるように、蓄光テープが貼られていました。
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舞台上から見た客席。

舞台から見た客席は、やっぱりよく見えます。川村さんに、誰もが一番抱くであろう疑問、舞台からお客さんのことが見えているのかを聞いたところ、本番中でも、後ろまでちゃんと見えているとのこと。ただし川村さんは、集中するためにあえて見ないことにしているそうです。

さらに、舞台の裏側にもお邪魔しました。これは、なかなか見る機会がないのではないでしょうか。

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役者さんが本番中にスタンバイするところに、劇中の小道具が置かれていました。
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狭く急な階段を降りると、控え室があります。
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まさに本番を終えたばかりの控え室。

控え室は、着ている衣装や、ヘアメイクの道具がたくさん!ヘアメイクさんが付くこともあるそうなのですが、今回は全部自分たちでやられているとのこと。今回着物の方もいたのですが、慣れると数十分くらいで完成してしまうそう。すごい!

観劇を終えて……

行くまでは、観る側のルールがいくつかあるのではと少し身構えていた “小劇場演劇” ですが、飛び込んでみると全くそんなことなく、自由度の高さと、役者さんとの近さが魅力的なエンタメでした。今後も機会があったら行きたいと思っています。今回の『ゆっくり回る菊池』に出ていた役者さんのほかの舞台を観に行くのも楽しそう!

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『ゆっくり回る菊池』の役者さんとスタッフさん。手前の真ん中が、川村紗也さんです。本当にありがとうございました!

Information

川村紗也
 1986年10月25日生まれ。東京都出身。2007年より劇団競泳水着に入団。13年の退団後はカスガイに参加。14年には「僕たちが好きだった川村紗也」を立ち上げる。