【数量限定!】東京西巣鴨の名物!? “かき氷餃子” で夏を乗り切っちゃおう!
夏がやってきました!
【たきはる ひとりで食べるもん!】vol. 11
お久しぶりです。たきはるです。
季節は巡り……、待ちに待った夏がやってきました!
みなさんはどうお過ごしですか? 何を隠そう道産子である私は暑さにはめっぽう弱く、少々お部屋に引きこもりがち。それはそうと、みなさんがつい食べたくなってしまう夏の風物詩といえばなんですか?
それは…? そうです、かき氷!!
口いっぱいに氷を頬張った直後にくる、キーンとした頭の痛さがたまらない! 最近ではかき氷の種類も多様になり、抹茶や外国から上陸した変わり種かき氷が流行しているそう。
そんななか、とても奇妙な噂を聞いたたきはる。
西巣鴨にお酒にピッタリな "餃子" と夏の定番 "かき氷" がコラボした数量限定の変わり種かき氷、“ かき氷餃子” があるというのです……。
かき氷×餃子=?
ん? かき氷なの?
え? 餃子なの?
全く想像がつきません!むしろ謎は深まるばかり…。これは放っておけない! そこで、真相を解明しに、西巣鴨の中華料理店『華興』に行ってみました。
西巣鴨『華興』本店
とあるお昼過ぎ…。
ジメジメした蒸し暑さを忘れてしまうほど店内はエアコンが効いていて最高の気分。毎日お昼どきは多くのお客さんでにぎわい大忙し、とのことでお昼営業の終わり頃に伺いました。
店内の壁にはお店イチオシの餃子から麻婆豆腐までメニューがたくさん。
どれも美味しそうで何を選ぼうかつい迷っちゃう〜。
が、しかーーし!
注文はもちろん…?
今回のターゲットは、あくまでも “かき氷餃子”。 そのイラストが描かれたメニューを持ってお出迎えしてくれたのは、社長の奥様である渡辺歳子さん。※イラストは渡辺さん直筆
これを食べるためにお店にきたので頼まずには帰れません。意を決して、いざ、注文。
いろいろ聞いちゃいました。
かき氷餃子がくるまでの間、渡辺さんにいろいろお話を伺ってみました。
『華興』は、現社長の奥様である歳子さんのご両親が昭和23年に創業し、今年で68年目となる老舗中華料理店。地元の住民だけでなく、有名音楽プロデューサーの松任谷正隆さんをも虜にしてしまったほど餃子は逸品(雑誌取材でも公言しています)。2010年には、この餃子が「北区の名品」に選ばれたそうです。
特徴はなんといってもこだわり抜いて作った皮。つなぎを使っておらず、もちもち伸びて変幻自在に形を変えることができるため、華興餃子だけでなく円満餃子や壺餃子など様々な種類の餃子が作れちゃうんですって!
たきはる それはそうと、なぜ “かき氷餃子” が誕生したんですか?
渡辺さん 昔は、暑くてもエアコンなんてなくて、冷たい中華料理は冷やし中華くらいしかなかったからね。だけど、今はエアコンが活躍してるから関係なくなちゃったけど!(笑)
たきはる なるほど!新しい夏の中華料理ってことですね。実際にかき氷餃子を注文するお客さんはどのくらいいらっしゃるんですか?
渡辺さん ん〜、みんなあったかい普通の餃子を頼むよ。(笑) やっぱりエアコンが効いているところじゃ、あったかいもの食べたいじゃない! だけど、かき氷餃子はかなりこだわっていて、豚肉だと脂が固まっちゃうから鶏肉を使っているの。それに餃子をぎゅっと引き締めるために冷やしたり、実は温かい餃子を作るより手間はかかっているの。だから数量限定で提供しています!
へぇ〜〜〜!これは、なんだか得した気分! 楽しみ〜〜〜!
これが噂の "かき氷餃子" の正体!
き、き、来た〜〜! これがかき氷餃子の正体です。
かき氷に、存在感のある大きな餃子が腰を据えています。これぞまさしく "かき氷餃子" ですね。(笑)
食べる前に…、
シロップは特製⚪︎⚪︎!?
「このかき氷はシロップの代わりに特製ラー油をかけるのよ〜」と、かき氷にシロップをかける要領でラー油をたっぷりかけてくれた渡辺さん。
“かき氷餃子” はトッピングにも凝っているのがポイント。上に乗っているチップスはワンタンを揚げたもの。そして一緒に乗っているゼリーはスープを固めたものなんです! いや〜こだわってますね!
いただきま〜す!
まずはスプーンいっぱいに乗せた氷をパクリ。この冷たさ、夏がやってきたことを全身に伝えてくれます。
削った氷に、甘いシロップの味がしないことに少々困惑気味。(笑)
たっぷりの鶏肉餡!
見てください! この肉厚な皮に包み込まれているたっぷりの鶏肉餡。全く隙のない餃子ですよね。
こだわりの餃子に、ワンタンチップスとゼリーをしっかり合わせて…
パクッ
そして餃子も大きな一口でかぶりついちゃいます。ん〜美味しい! 氷が一緒なのに全く水で薄まっていなく、皮も引き締まって味がしっかりしていることに驚き。とても食べ応えがあって皮のコシも充分!
この餃子が3つトッピングされています。
完食〜〜!
氷と一緒にゼリーとなっていたスープが溶けるので、ゴクゴク飲んでも美味しい。加えて、一個一個の餃子が餡も皮もしっかりしていて、デザートというよりは完全に食事! この量でお腹いっぱいになりました。かき氷と餃子の見事な融合。お腹も満たせて涼むこともできる、一石二鳥です。
“かき氷餃子” の正体が判明したところで取材終了~! と見せかけて…
円満餃子を注文!
お腹もいっぱいになったのですが、やっぱりメニューを見ていたら、あったかい餃子も食べたくなってしまいました!(笑) デザートならぬ餃子は別腹なたきはる。
にんにくが大大大大大好きなのですが、まだお昼で次の予定もあったため、にんにくが入っておらず、ランチに人気という “円満餃子” を頼んでみることに。
ほかほか〜♡
大きな餃子がお皿に4つ。ほかほか蒸気がいい香り〜♡
おぉ、大きい〜♡ エビが丸ごと1匹だけにこの大きさ! わくわく♪
タレは酢×コショウ!
「この餃子におすすめのタレはこの組み合わせ」と、渡辺さんが小皿に注いでくれたのは、酢とコショウを合わせたもの。辛いものが大好物の私は、いつも餃子にはラー油をつけていたのでとても新鮮。それでは、"円満餃子" をいただきま〜す。
あ〜〜〜ん♡
いつも餃子はひと口で食べてしまうわたしですが、それでは食べきれない大きさです。中からジュワ〜っと小籠包のように肉汁が溢れだします。かき氷餃子の餃子とは違い、鶏肉でなく豚肉のため、肉汁が多く感じますね。エビも存在感があって嬉しい〜!
※渡辺さん撮影(ちょっとピンボケですが、撮ってくださりありがとうございます!)。
美味しすぎて!(笑)
※渡辺さんに撮影していただきましたが・・・(ピンボケすぎて、すみません!)。
美味しすぎて思わず動き回ってしまったため写真がブレブレ。(笑) さきほど、かき氷餃子を食べたことを忘れるほど円満餃子に夢中になり無言でひたすらもぐもぐ。
にんにくが入っていないのに餃子好きも大満足できちゃいます。酢とコショウの組み合わせ、初めてだったのですが、すんなり馴染み酸味がさっぱりで、重たく感じません! お腹は満たされてるのに、何個でも食べられちゃう気がするのはタレもそうさせてくれるのかも。
ペロリと完食。ごちそうさまでした!
調査終了〜〜!
西巣鴨の老舗中華料理店『華興』で見つけたのは、多くの人に長年愛されているこだわり餃子に、魅力的な店員さん。
渡辺さんは、とても明るく隣でお話をしているだけでこちらも元気になれる人間パワースポットでした。かき氷餃子はそんな『華興』で誕生した新しい夏の風物詩ではないでしょうか。
目で見てもよし、食べてもよし! ぜひ今年の夏は新しい変わり種かき氷で夏を乗り切ってください。
Information
『華興』
住所:東京都北区滝野川6-9-11
電話番号:03-3916-0694