角 佑宇子

太って見えます!【骨格タイプ別】スタイリスト直伝「NGファッション」

2023.12.3
着る服を間違えると、実際より太って見えたり、ガタイがよく見えたりしてしまいます。その理由は、骨格に合っていない服を着ているから。たとえ骨格タイプを把握していたとしても、何が原因で太って見えるのかわかっていなければ、失敗しない服を探し当てることは難しいです。そこで今回は、各骨格タイプ別、太って見えるNGファッションアイテムの特徴をご紹介します。

そもそも骨格タイプとは?

骨格タイプとは、人体の特徴を「ストレート」「ウェーブ」「ナチュラル」という3タイプに分けた体型診断のことです。カラダの骨組み、肉感、ボディバランスの特徴を触診や目視で診断し、3タイプに照らし合わせて似合う服や着こなしを導き出します。

骨格やボディバランスと相性の悪い服を身につけると、痩せていても太って見えたり、ガタイがよく見えたりと、着こなしで損してしまうことがあるのです。

骨格タイプをざっと説明すると以下の通り。

【Straight(ストレート)】
全体的にカラダに厚みとハリがあるタイプ。

【Wave(ウェーブ)】
上半身が華奢なイメージで、下半身にボリュームがあるタイプ。

【Natural(ナチュラル)】
カラダの厚みがなく、骨格がしっかりしているタイプ。

ご自身の骨格タイプを詳しく知りたい方は、以下の記事でセルフチェックしてみてくださいね。

https://ananweb.jp/news/512640/

【ストレートタイプ】首詰りトップス・薄手素材ボトムス

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ストレートタイプの方は、いわゆる出るところは出て、締まるところは締まっているメリハリボディの持ち主。カラダの厚みもあるので、首の詰まったトップスだと窮屈で苦しい印象になります。できるだけデコルテラインは出したほうが良いでしょう。また、肌の露出は横に広がるよりも縦に長く見せるほうがスッキリして見えるので、Vネックタイプのシャツやニットのほうが相性抜群。

ボトムスも同じく、骨格に合わせて肉感を拾い過ぎない、厚手でハリと立体感のあるアイテムが良いでしょう。なので、リラックス感の強いニットパンツや薄手のシフォンスカート、ストレッチの効いたスキニーパンツだと、逆に下半身が張って見えるのを強調するので避けたほうがベター。

【ウェーブタイプ】胸開きトップス・ワイドボトムス

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華奢で柔らかい肌質を持つ、ウェーブタイプの方。上半身は華奢な一方、下半身には肉がつきやすく、ボディバランスは下重心です。そのため、重心を上に引き上げてくれるショート丈や細身シルエットのボトムスが似合うタイプ。逆に相性が悪いのは、下重心を増長させるワイドボトムスです。ワイドボトムスは脚のラインをカバーしてくれる効果はありますが、ウェーブタイプの方が履くと、上半身の華奢さに対して下半身にボリュームが出過ぎてしまい、全体の頭身バランスが悪く見えやすくなるのです。

トップスは、バストがさみしく見える胸開きトップスはNG。代わりにフリルやパフスリーブ、首の詰まったホルターネックやボートネックのリブトップスなどは相性が良いのでおすすめ。

【ナチュラルタイプ】ボリュームトップス・細身ボトムス

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モデルに多いと言われるナチュラルタイプの方は、カラダの厚みが薄くて骨格がしっかりしています。そのため、ジャケットなどのかっちりした質感の服だと決まり過ぎた印象に。骨格ラインを柔らかく見せる薄手素材や落ち感のキレイなルーズニットなどがおすすめです。また、肩幅がいかつく見えてしまうパフスリーブは鬼門と心得て。

ボトムスは、意外とスキニーパンツよりボリュームのあるワイドシルエットのほうが合います。細身シルエットのパンツだと、脚が太って見えるわけではありませんが、カラダの重心が引き上がって見えるため、上半身のガタイがよく見えやすいです。なので、ロング丈やワイドボトムスで下に重心を持ってきたコーデにすることによって良いバランスが保たれます。

骨格タイプに合わせてボディパーツを上手にカバー

スタイルが良く見える上手な着こなしとは、上半身と下半身のバランスを服のデザインやシルエットでうまく補うということ。そのため、バランスの整え方を意識せず、なんとなくで服を選ぶと、ときにファッションで失敗することに...。

今回ご紹介したような骨格タイプの特徴をもとにして服を選ぶと、頭身バランスを考慮した着こなしができるので、失敗が格段に減るはず! ぜひ新しい服を購入するときの参考にしてみてくださいね。