
刺繍ニットはおばあちゃん…!? 実はやりがちトレンド失敗コーデ|デキるOLマナー&コーデ術 ♯62
刺繍ニットで “おばあちゃん感” 出てます!

【デキるOLマナー&コーデ術】vol. 60
春夏から根強い人気のエンブロイダリー(刺繍)アイテム。今季はニットの袖口についているデザインが多く登場していますね。しかし、ブラウスに刺繍ならまだしもニット×刺繍は “おばあちゃん” を連想させるポイントなのでよく注意したいところです。
もともと刺繍自体がずいぶんと昔から親しまれてきたファッションアイテムで、身近にいる存在の “おばあちゃんがよく着ている服” という印象が一般的に強くなっています。なので、一歩間違えるとオシャレから一転して、古くさい雰囲気をまとってしまうのです。
とくに
・ベージュ・モノトーンの地味色で構成された刺繍コーデ
・刺繍の柄が大きく、カラフルすぎるもの
・肌見せがなく、遊びのないシンプルなシルエット
この3点が重なると、刺繍アイテムがおばあちゃんっぽくなってしまうので、できるだけコーデに明るい色をたしたり、デコルテや手首を見せて若々しい抜け感を取り入れましょう。
ロング×ロングコーデが野暮ったい!

ロング丈のトップスや羽織ものに、ロング丈のスカート、ワイドパンツを合わせるロング×ロングスタイル。これまではトップスかボトムがロング丈ならもういっぽうは丈の短いアイテムを合わせるコーデが主流だったのに対し、ロング×ロングコーデはトレンドの新スタイル!
しかし、残念ながらモデルさんのように長身細身でない方が安易に冬コーデでロング×ロングスタイルを取り入れるとにかく野暮ったさを感じます。シャギーニットのロングカーディガンに厚みのあるベロアワイドパンツ、インナーは首がつまった丸えりのTシャツ。おまけにロングヘアがダウンスタイルなのはNG。必ず全体コーデのどこかひとつに軽やかさを足しましょう。
身長が足りない方は、気合いをいれてヒールを。モコモコのデザインは横に太く見えがちなのでシンプルなリブ素材のロングカーデに差し替えて。
ラインパンツがピタピタすぎてヨガウェア化

オシャレ好きなアラサーに人気のあるラインパンツ。一見見ためがジャージっぽいことから、ジャージパンツなどと揶揄されていますが、横野ラインがあることで全体コーデが引き締まってモード感のあるスタイルになります。
しかし、このラインパンツ。ワイドパンツで取り入れるとジャージ感が出るからと、スキニーパンツで合わせる方がいますが、スキニーパンツはワイドよりもさらに難しいアイテム。盛り袖ニットの下はピタピタに足にフィットしたラインパンツ…というコーディネートで街中を歩いている方も見かけました。その方はスタイルがキレイでしたが、それでも海外なら良くても日本ではまだちょっと違和感を感じるコーデに…。
もしラインパンツのスキニーを取り入れるなら必ず、トップスは膝上10cmくらいの着丈が長いトップスを組み合わせましょう。
トレンドよりも似合っているかを確認!
トレンドのアイテムを取り入れることやオシャレへの探究心がある女性は本当に素敵です。しかし、トレンドだからといってただ雑誌のモデルが着ていた着こなしをそのままマネれば良いというワケではありません。
実際にお店へ出向いて、トレンドアイテムを試着し、自分に似合う着こなしになっているか、そうした “似合っているかどうか” の客観的視点もぜひ忘れずに、オシャレを楽しみましょう!