不倫のきっかけは“子どものクリスマスプレゼント選び”でした…「30代不倫妻の裏切り」【前編】
単身赴任中の夫への不満が募ってイライラする日々
30代半ばの七海さん(仮名)は幼稚園児の子どもを持つ主婦です。夫は単身赴任中で、数か月に一度帰ってきたときには「疲れた」と言いながら寝てばかりだったとのこと。「忙しい仕事だから仕方がない」とわかってはいても、内心ではどんどん不満が募っていたと七海さんは言います。
「そんな生活にイライラしていたある年、クリスマスが近づいてきたので、プレゼントのリサーチもかねて子どもと一緒に家電量販店に出かけたんです。お店では、ゲームコーナーの店員の山崎さん(仮名)という方が親切に接客してくれて、子どもの欲しいゲームをチェックしました。山崎さんは子どもの扱いもうまくて、そのとき夫に不満しかなかった私は、山崎さんのことをすごく素敵な人だと感じてしまったんですよね」
予算的な都合もあり、「今日は子どもがいるので後日買いに来ます」と、七海さんはその場を離れようとしました。すると、山崎さんが名刺の裏に電話番号をメモし、「また何かあればご相談ください」と渡してきたそう。「なんでこんなに親切なんだろう?」と疑問に思いつつも、後日クリスマスプレゼントを買いにいきました。
熱心に自分を求めてくれる姿にときめいて…
「無事に子どものプレゼントを購入したのですが、店頭に山崎さんの姿はありませんでした。せっかく連絡先までいただいたので、ご挨拶したいと思って。レジでラッピングをお願いする際に他の店員さんに山崎さんはいるかと尋ねたところ、休憩で外に出ていると言われました。タイミングが悪かったことに内心ガッカリしながら、そのままお店を後にしたんです」
ところが七海さんが店を出て歩いていると、後ろから山崎さんが追いかけてきて呼び止められたのだとか。山崎さんはレジ担当から話を聞き、七海さんのことだとピンときて、急いで走ってきたと言ったそうです。
「10分くらい立ち話をするうちに、山崎さんは『もう一度会えるのを楽しみにしていた』『近いうちに二人で会いませんか』といった言葉を矢継ぎ早にかけてきて、その熱心な様子に私は思わずときめいてしまいました。とても迷いましたが、結局山崎さんの誘いを承諾してデートの約束をしてしまったんです」
思いがけない場所で自分に対してアプローチしてくれる男性と出会い、不覚にも心が揺れてしまったとのこと。夫への不満も引き金となり、七海さんは不倫の沼へと足を踏み入れてしまったと語りました。
このときまで、まさか自分が不倫をすることになるとはまったく思っていなかったそう。安易にデートを承諾した結果、このあと七海さんは想像もしていなかったほどの地獄を迎えてしまいます。
既婚者という立場であるのに、深く考えず配偶者以外の異性とデートの約束をしてしまえば、不倫に足を踏み入れるリスクはグッと高まります。どんな理由があるにしても、既婚者である以上は他の異性とデートの約束をするべきではないでしょう。
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