【職場で嫌われる人あるある】正直鬱陶しくて仕方なかった「上司の余計なひと言」

文・菜花明芽 — 2023.12.14
職場で良好な人間関係を築くのはとても大変なことですね。ふと上司から投げかけられた言葉にイライラさせられることも珍しくないようです。今回は“正直鬱陶しくて仕方なかった「上司の余計なひと言」”についてご紹介します。
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これ○○さんがダメ出ししたから作り直して

「上司はなにかにつけて私に話しかけてきます。その日も、新人が作った資料を手に『これどう思う…?』と声をかけてきて。

『出来がいまいちなんだよね』と上司が不満そうな様子を見せるので、私も資料にさらっと目を通して『そうですね』と答えたんです。すると、上司はその足で新人の元へ行き『これ○○さん(私)がダメ出ししたから作り直して』と言うじゃないですか。

なぜ私だけを悪者にするの…? と戸惑っていると、上司は『○○さんは新人に厳しいね』と聞こえよがしに嫌味を言う始末。職場の雰囲気が悪くなり、いたたまれなくなった私はその場を離れることに。今後は上司に意見を求められないよう一定の距離を置くことにしました」(沙希・仮名/29歳/企画)

上に立つ人間が部下に責任を押しつけるなんて、この上司はかなりずる賢いのではないでしょうか。すぐに「上司も同じ意見ですよね」と周りに聞こえるように発言し、一人悪者になることを避けたいところです。

△△さん手を止めない! 早く作業して! 間違えないよう確認も忘れないこと

「入社した頃の話です。経理部は月末に締め切った作業の処理をするので、月初めはとても忙しくて。当時仕事に不慣れで大きなミスを侵してしまい『今度から気をつけます』と上司に謝罪したことがありました。

誰にも責められることなく翌月を迎えたのですが…。上司が『△△さん(私)手を止めない! 早く作業して! 間違えないよう確認も忘れないこと』とまるで母親のように口出ししてくるようになったのです。

もちろん自分のミスが原因だと痛感しているものの、あれから数年経っているのに未だに激しく注意を続ける上司。周りから『仕事ができない人』と見られているような気がして…否定的な言葉を受け流し、仕事に邁進することで上司を見返したいと思います」(美乃梨・仮名/26歳/経理)

働く上で上司に指摘を受けることは多々ありますね。しかし、一度言えばわかるのに、何度も注意されるとやる気が失せてしまうでしょう。あまりに上司がうるさいのなら「もう十分わかっています」と本心を伝えるのもひとつの手です。

何を偉そうに! あなたも最初生徒の前でおどおどしていたじゃないの

「新任教師の指導を担当しました。彼女は初めての授業ということもあり、教壇に立つと緊張していたのか少し落ち着かない様子。

その後職員室で『生徒の前では堂々として』『もっと自信を持っていいから』と新人にアドバイスをしていたのですが…。すると、近くにいた先輩教師が『何を偉そうに! あなたも最初生徒の前でおどおどしていたじゃないの』と身も蓋もないことを言い放ったのです。

せめて『自分(先輩教師)も同じだったよ』」と語るならいいけれど、わざわざ私の過去を持ち出さなくてもいいのに。その結果、新任教師は私の話にまったく耳を傾けてくれず…。先輩教師の余計なひと言が許せなかったので、徐々にフェードアウトすることにしました」(めぐみ・仮名/30歳/教師)

その場にあった言葉選びをするのは意外と難しいですね。今回のように、たとえ事実だとしても率直すぎる発言をすると相手の立場がなくなることもあるでしょう。もし、失言してしまったらしっかりフォローに回ることも忘れずに。

以上、“正直鬱陶しくて仕方なかった「上司の余計なひと言」”をご紹介しました。

職場に嫌いな人がいなければ、仕事はもっとはかどるのではないでしょうか。でも、自ら人間関係を選べるわけではないのでそう簡単にはいかないようです。相手とうまくやりたいのなら、つかず離れずの距離を大事にしましょう。


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