「察してよ」は伝わりません…男性が結婚を意識し始める簡単なコツ

文・沙木貴咲 — 2024.1.31
「そろそろ結婚してもいいかな」と思うのに彼氏がまったく乗り気じゃないとき、どうしますか? 入籍した友だちの話をしたり、結婚情報誌をさりげなく見せたりして気づいてもらおうとするかもしれませんが、実はそうしたやり方は逆効果なんです。結婚に消極的な彼氏をその気にさせるにはコツがあります。

匂わせはNG! ストレートにアピール

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彼女が適齢期を迎えているのに結婚の「ケ」の字も出さない彼氏に対して、多くの女性はヤキモキしてしまいます。でも、自分からプロポーズするのはちょっと…。結婚したい気持ちに何とか気づいてもらおうと、あの手この手で遠回しにアピールするでしょうが、実はこれこそ逆効果なんです。

「彼女の家に遊びに行ったら結婚情報誌が置いてあって、そういう話をされるのかと思ったけれど何もなく、僕もスルーしていたら彼女の機嫌が段々と悪くなってしまった。あれは男がツッコミを入れるべきなの?」(35歳男性・会社員)

結婚情報誌をさりげなく置いて彼氏に気づいてもらうというのは、よくある話ですが、この男性は気まずさしか感じなかったそうです。

「遠回しにきっかけだけポンを投げられても。僕に結婚願望がなかったわけではないけれど、その時点で結婚したい気持ちが強いのは彼女のほうだったから。じゃあキミが話してよと思ってしまう」とのこと。

この男性だけでなく、似たような意見を持つ男性が実は少なくないんです。

無言のプレッシャーにストレスを感じる

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「女性から結婚の話をしちゃいけないというルールはない。ほかの話は普通に話せるのに、どうして結婚の話題だけ遠回しに匂わせるようなことをするの? ストレスを感じる」(30歳男性・会社員)

匂わせ行為は「プロポーズは男性からしてほしい」という女心の表れで、恥じらいからハッキリ言えないのもあるでしょうが、そのあたりのモジモジ感が汲めない男性がいるのです。

この男性は、「どうして気づいてくれないの? というプレッシャーに感じる」とのことで、上から目線で「気づかせてあげる」というニュアンスにも受け取れるんだそうです。

もともと女心を汲むのが得意ではないタイプは、女性ならではの控えめアピールを歪んだ形で解釈してしまうのかもしれません。

女性からプロポーズしたっていいじゃない

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「自分は鈍感だから遠回しに何かされてもほとんど気づかない。そもそも結婚願望も薄かったし、妻に『籍を入れようよ』と言われなければそういう気になれなかった」(37歳男性・公務員)

この男性は既婚で妻からポロポーズされたことで結婚したと言います。確かに、多くの男性は女性が考える以上に鈍感でいろいろと気づいてくれません。にもかかわらず、女性は「言わなくても気持ちを察してほしい」と態度や遠回しのアピールで気づいてもらおうとするので意思疎通のズレが生まれるのでしょう。

「プロポーズは男性がするものというルールはやめにしていいんじゃないの。女性から『結婚しよう』と言ったっていいじゃない」。そういう意見もアリでしょうが…でもやっぱり、求められて結婚を決めたいというひとも一定数いるのです。

ひねらず「話がしたい」と言うだけでいい

「別にひねる必要はない。シンプルに『そろそろ結婚について話がしたい』と言ってくれればいい」(35歳男性・会社員)

これは冒頭に登場した結婚情報誌を置かれた男性のご意見。まるでビジネストークのようですが、これくらいわかりやすいほうがいいタイプもいるということです。

普段のお付き合いから考えて、「ウチの彼氏は気づかなそう」「待ったところでプロポーズしてくれないだろう」と思うなら、自ら主導権を握って話し合いの土台を作るといいでしょう。ひたすら待ってストレスを抱えるより、前向きに結婚を考えられるはずです。

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©Westend61/Getty Images
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※ 2022年1月5日作成