タワマン住みに惹かれてスピード婚…現実を突きつけられた女性の悲惨な末路3選

文・塚田牧夫 — 2023.12.5
まれに「交際ゼロ日婚」という言葉を耳にすることがあります。交際してすぐに結婚に至るカップルもいるでしょう。その後幸せに暮らす夫婦もいますが、交際期間が短いことで苦労したという人たちもいます。そこで、スピード婚をした経験のある女性たちに、その経過や結末を教えてもらいました。

夢のタワマン生活のはずが…

Angry couple sitting back to back

「夫とは、婚活パーティで知り合いました。タワマンに住んでいるというのを聞いて、ちょっと興味を持ったんですね。

実際遊びに行ってみると、13階ではあったんですが、眺めもいいし、施設も充実していて、こういう暮らしもいいなと思いました。そして、交際を始め、すぐに結婚することになったんです。

ところが、一緒に住むようになり、彼の本性が明らかに。“超”のつくケチでした。それもそのはず、収入は私と変わらないのに、切り詰めてのタワマン暮らし。エアコンは気温に耐えられないぐらいにならないと使わせてもらえないし、お風呂も沸かせてもらえません。

さらに明らかになったのが、彼はもともと同じ建物の4階に住んでいたらしいんです。そのあと今の階に引っ越し。現在は25階に空きが出たらしく、そこを狙っているよう。家賃も高くなるのでやめて欲しいです」カナ(仮名)/30歳

旦那さんはタワマンの上の階に住むことに、喜びを感じているのでしょう。結婚後に金銭感覚が合わないとトラブルに繋がりかねないので、交際期間中に見極めたいところですね。

好きな動物のタイプが違う

「元夫と最初に会ったとき、動物が好きという話を聞いて好意を持ちました。私も実家で犬と猫、ハムスターなどを飼っていたので親近感が湧いたんですね。

そこから付き合うようになり、トントン拍子で籍を入れました。一緒に暮らすようになり、彼が動物を飼いたいと言い始めたんですね。私も賛成したんですが、彼が飼い始めたいと言ったのが、トカゲだったんです。

飼い始めると意外と可愛かったんですが、問題はエサでした。生きたコオロギをあげるんです。あるとき、それを入れていた袋に穴が開き、コオロギが逃げ出して部屋のなかが大変なことになりました。

またしばらくして、今度は蛇を飼い始めました。そのエサが、ネズミだったんですね。私は飼っていたハムスターを思い出してしまい、耐えられなくなりました。それからしばらくして別れました」ヒトミ(仮名)/33歳

好きなものが共通していることはありますが、細かい部分で違うことがあったりしますよね。交際期間が短いと、そこに気付けない場合もあるのでしょう。

みんなの「元カレ」に似ている

Unhappy young couple

「夫と最初に会ったとき、“元カレに似てる”と思いました。ちょっと薄い顔がソックリだったんです。大好きな人だったので、運命的なものを感じました。

すぐに付き合うことになり、その3日後には結婚も決めました。しかし、ほどなくして彼の浮気が発覚。彼はイケメンなわけではないのに、なぜかモテるんです。落ち込みますよね。そのことを友だちに相談しました。

すると友だちが、夫の顔を見て、“実は私の元カレにも似てるんだよね”と言ったんです。そこで気付きました。彼は薄い顔であまり特徴がないため、似ていると思われる人が多いんです。彼の顔を見ると、自分の強く記憶に残っている人と、重ねてしまうんだと。

だから彼は、女性にモテるのかなって。おかげで、これまで何度も浮気されました」マヤ(仮名)/36歳

元カレに似ていたことで、運命を感じてしまった。しかし、彼に対してそうやって運命を感じる女性が、何人もいたため、モテる人を夫にしてしまったようです。何度も浮気を繰り返されたことで離婚したそうですが、相手が浮気性の人かどうかは、付き合いが短くても見極めないといけないポイントです。

“交際3日で結婚した夫婦の悲惨な末路”をご紹介しました。

結婚は勢いが大事だと言われますが、勢いだけで結婚してしまうとこうした悲惨な結末を迎えることもあるようです。早く結婚したいと盛り上がっているときは逆に、慎重に相手を知ることも大切なのでしょう。

©Milos Dimic/RgStudio/gettyimages

※ 2022年10月24日作成