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1軍、2軍に3軍、補欠まで! “捨てテク”で片づけ上手になる!!

2016.12.12
収納術を極めるのもいいけど、根本的な解決策はモノの量を減らす、すなわち“捨てる”です。捨て上手の指南役・野沢恭恵さんにお話をうかがいました。
モノが減れば、スペースが生まれて部屋がスッキリ。気持ちも晴れやかに生まれ変わる!

モノが減れば、スペースが生まれて部屋がスッキリ。気持ちも晴れやかに生まれ変わる!

部屋の乱れは心の乱れ、とはよく言うけれど、「片づけが苦手」という人に多く共通するのが「そもそもモノが捨てられない」という特徴。どんなに収納テクを駆使しても、モノの絶対量が多ければ、またすぐに散らかるのも時間の問題。部屋の中に溢れたモノをキレイに整理するには、いま持っている自分の持ち物を一度、洗いざらい見直してみる必要がありそう。

「捨てるのが下手、というのは、“自分にとって必要なものが何かわからない”のと同じこと。必要かどうかの判断基準が自分の中で曖昧なため、不要なモノや使わないモノまでなんとなく手放すことができずにいるのです」とは、暮らし方アドバイザーの野沢恭恵さん。これまで20年以上、収納の分野で多くの取材に携わってきた野沢さんによると、モノを手放す時の判断は、できるだけ感情を入れにくい“単純な事実”に基づいて機械的に進めるのがコツとか。

「必要かどうかで分けるといっても、それを決めているのは実は主観や気分。その時どきで判断がコロコロ変わるのを防ぐために、私がお勧めしているのが、モノを3段階で仕分ける方法。(1)まずはモノを“使えるモノ”と“使えないモノ”に分け、(2)“使えるモノ”を“使っているモノ”と“使っていないモノ”に分ける。この時に、どうしても判断がつかなければ、(3)“使えるモノ”を優先順位別に分ければOK。これで“自分にとって必要かつ使えるモノ”だけを手元に残すことができます」

さらに野沢さんによると、「それでもどうしても捨てられない」理由には、その人個人の内面の問題も関係しているそう。「ある人は自分の価値を高めるために、またある人は金銭的な損得にとらわれて捨てられないなど…。大きく分けると4つのタイプがあります。それらの根本的な問題さえ解決できれば、モノを捨てられるようになるどころか、モノへの執着も減り、必要以上に増やすこともなくなるはずです」

まずは自分の心の奥底に隠れている、捨てられない本当の理由に気づくことが“捨て上手”への第一歩。

この3ステップを繰り返せば捨て上手になれる!

  1. 「使えないモノ」と「使えるモノ」に分ける。
  2. 「使えないモノ」の基準は、壊れているとか着られないなど、機能が失われていたり、本来の目的を果たせない状態のこと。まずはこれらを分別するのが第一段階。「インクの出ないボールペンや、シミのついた服…。持っていても仕方がないモノのはずなのに、なぜか捨てずにいる人の多いこと! これらを処分するだけでも、ずいぶんスッキリするはずです」

    使えないものは即捨て!

    使えないものは即捨て!
  3. 「使えるモノ」を、「使っているモノ」と「使っていないモノ」に分ける。
  4. 第一段階で残った「使えるモノ」を、さらに2つに分けていく。基準は「使っているかorいないか」のただ一点。「たとえ使えるモノでも、何年も眠らせたままであれば処分の対象に。年に1度でも使っているなら、“使っている”でOKです。客観的な事実を元に判断できるので、この作業ならスムーズにできるはず。淡々と進めていってください」

    1年以上使ってないものはなくても困らないもの。

    1年以上使ってないものはなくても困らないもの。
  5. 「使えるモノ」を1軍、2軍、3軍、補欠に分ける。
  6. ここまでで、全部のモノがスムーズに仕分けられたら完璧だけど、なかには「使ってないけど使うかも」「捨てるくらいなら使う」など、即断できないモノも出てくるはず。そんな時は、「使えるモノ」を段階別に細かく分類。「1軍、2軍がとっておくモノ、3軍と補欠が手放す候補というイメージ。この作業を繰り返すことで、判断力も身につき、モノの本当の価値が見えてきます。これで優先順位の低いモノは自然と手放せるように」

有能なチームを作る気持ちで楽しんじゃいましょう。

有能なチームを作る気持ちで楽しんじゃいましょう。
のざわ・やすえ 暮らし方アドバイザー。主婦雑誌の編集デスクを経てフリーに。著書に『モノを捨てるトレーニング「捨てトレ」』(オレンジページ)がある。

※『anan』2016年12月14日号より。イラスト・前田はんきち 取材、文・瀬尾麻美

(by anan編集部)