事情1 男女ともに受け身で、恋がはじまりにくい時代。
以前は20代といえば、“恋愛まっさかりのお年頃”と思われていたもの。でも最近は事情が違っている。恋をしている人のほうがむしろ少数派という印象が。
「ゆとり世代を中心とした層は、のんびりしていて保守的。リスクを取りたくないので、ラクして手に入るものに限って手を伸ばすという感覚です。また、男らしさ女らしさが求められないので中性的になり、恋に発展しづらいという側面も」(婚活マーケッター・臼井令子さん)
下のグラフを見てほしい。恋愛適齢期の男女を対象としているが、男性も女性も大多数が受け身。でも当然ながら、双方が待ちの姿勢では、恋ははじまらない。
恋愛本を数多く手がける二村ヒトシさんは、女性が恋愛に受け身なのは、少女漫画の影響も強いと指摘。「突如現れたイケメンが自分とだけ心を通わせ、アプローチしてくる」というファンタジーが、深層心理に刻み込まれているのだという。
「日本の女性は昔から、男性に選ばれることで恋愛が成立してきました。仕事で活躍する女性も、恋においては受け身になってしまう。もっと主体性を持てば、自分が望む幸せの形が見えてきます」
恋に対するスタンス、この機会にちょっぴり変えてみませんか?
事情2 フリーが多数。でもホンネは「恋をしたい」。
一番上のグラフは一昨年に行われた国の統計。交際異性がいない女性の割合は約6割にのぼり、前回に比べ10ポイントアップ。じゃあみんな、もう恋には興味がないのかというと、その下に掲載した別の調査によれば、フリーの人の実に7割は、恋人を求めているという結果が。
「欲しい」のに「いない」状況に陥るのは、SNSもひとつの原因と考えられる。
「いまの時代は一度でもヤバい男とデキてしまうと、SNSで拡散されたり、その男をシャットアウトしにくかったりすることが。そういったリスク管理が常に求められます。最近、二次元のときめきにハマる女性が増えているのは、コンテンツで手軽に疑似恋愛を楽しむほうがいいという発想なのでしょう」(二村さん)
また、若い世代の過保護化も目立つ。やってもらうことに慣れきっているので、何もかもお膳立てしてほしいという発想に。でも、それは実はチャンスでも。
「言ってみればみんなが“デートのお店を決めてくれる相手”を求めているということです。つまりその立ち位置には潜在的なニーズがものすごくあるということ。ちょっと面倒なほうを引き受ける、つまり自分が主導権を持つなら、恋の可能性はぐっと広がります」(臼井さん)
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