貯蓄の目安は年収分…!? いますぐ無駄遣いをチェック!

2017.2.6
チリも積もれば驚きの額に!? いま意識すべきお金の防御策とは?

将来への漠然とした不安は、必要な貯蓄を行って解消!

2039お金

今の時代、昇給だって微々たるものだし、景気がよくなっている実感もナシ。自分のお金の先行きに不安を感じている女子は多いはず。

「お金のことで何を心配しなければいけないかというと、将来…つまり老後の生活費をいかに現役中に確保するかということ。これさえできていれば、あまり不安に思う必要はありません。目安は、可処分所得の20%前後を月々積立貯金することです」(経済評論家・山崎元さん)

さらに、ある程度まとまった額の貯蓄があるといいそう。「例えばアラサーなら、今の自分の年収分が理想。大卒で社会人になって月々15%ほど貯めていれば、その程度になるはずです」(ファイナンシャルプランナー・中村芳子さん)

え!? 月々15~20%なんて積立していないし、年収分の貯金もないという場合はどうしたら?

「今からでも気づけばラッキー。できることはいろいろあります。とりあえず何にお金を使っていて、どうして貯蓄ができないのか、自分の支出を見直しましょう。そこから問題があぶり出せるはず」(中村さん)

「1か月間、現金生活をしてみるのも手。クレジットカードはいくら使ったか分からなくなりやすいし、つい余計に使ってしまうこともありますが、現金ならそれもクリアになるからです」(山崎さん)

とはいえ、いつか結婚して、ダンナ様の収入をアテに…なんて算段をしている自分もいたりして。

「でも、結婚しても生活費はかかります(笑)。さらに、子どもができれば学費なども必要に。結婚してもしなくても、結局、月々15%程度を貯蓄に回さなくてはいけないのは一緒です。そんな貯蓄への第一歩は、ムダ遣いをなくすこと。まずは練習がてら、下のリストを参考に、自分が“満足できていない”あるいは“惰性で費やしている”出費を断ち、貯蓄に回しましょう」(中村さん)

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山崎 元さん 経済評論家、楽天証券経済研究所客員研究員。共著は『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』(文響社)。

中村芳子さん ファイナンシャルプランナー。日本の女性FP第1号。『いま、働く女子がやっておくべきお金のこと』(青春出版社)ほか、著書多数。

※『anan』2017年2月8日号より。イラスト・別府麻衣 取材、文・保手濱奈美 ※2017年1月現在、anan調べ。詳細は各公式HPへ。

(by anan編集部)