内ももに働きかけ腸を引き上げ! 「痩せ腸」エクササイズ

2016.11.21
腸が正常なポジションにないために、働きが悪くなっている場合、腸のタイプは「でっぱり腸」「ちぢこまり腸」「さがり腸」「ねじれ腸」の4つに大きく分けることができるとのこと。

今回は、「さがり腸」「ねじれ腸」タイプのためのエクササイズを鍼灸師の石垣英俊さんに教えていただきました。鍛えるのは腰まわりの筋肉や骨盤底筋で、腸を押している骨盤を正しい位置へ導くエクササイズです。

さがり腸

脚を開閉させて、内ももの筋肉にアプローチ。これで骨盤底筋に力が入りやすくなり、腸も正位置に引き上げられる。その前段としてお尻を柔らかくしておくのもポイントに。

開脚内ももエクササイズ(2)のイメージ。
開脚内ももエクササイズ(2)のイメージ。

開脚内ももエクササイズ

さがり腸を解消するために必要なのは、内ももの筋肉。それにより骨盤底筋が締まりやすくなり、骨盤が閉じて、腸の位置がアップ。土台を鍛えて根本から改善を。

  1. 仰向けに寝転んで、軽く膝を立てる。両脚は、内ももに力を入れてピッタリ揃えておく。手のひらを床に向けてハの字に置く。
  2. 両脚を揃えたまま、天井に向けて持ち上げる。この時、腰の角度と足首の角度は90°になるように。足の裏で天井を押すイメージで。
  3. 脚を左右に開く。脚を真っすぐにした状態を保ちながら、いけるところまで開閉する。ゆっくり3回行ったら脚を下ろして1の姿勢に。

ねじれ腸

左右非対称な骨盤と、その影響を受けているねじれ腸。腰をツイストする動きでシンメトリーな位置を覚えさせたり、骨盤を支える脚のつけ根を鍛えて、腸をニュートラルに。

腰まわりツイスト

骨盤のねじれを正すためのストレッチは、ひねりを利かせたコチラを実践。左右非対称が改善できるとともに、腸への刺激にもなって、蠕動運動を促す効果もあり。

  1. スタートポジションはコレ。仰向けになって、手のひらを床に向けた状態で腕を真っすぐ横に伸ばす。脚は内ももに力を入れて閉じる。
  2. 右膝を立てる。角度は90°くらいを目安にして。ここで膝を立てることで、次に腰をツイストさせる時のワンクッションとなる。
  3. 右脚で左脚をまたぎ、腰をツイスト。右の肩甲骨は床につけたまま、もも裏、お尻、背中が伸びるのを感じる。反対も同様に。
石垣英俊さん 鍼灸師、国際中医専門員。神楽坂ホリスティック・クーラ院長。近著は『背骨から自律神経を整える ねじるだけで体と心が変わっていく!』(清流出版)ほか。

トップス¥7,500 パンツ¥12,000(共にスリア/スリア銀座店TEL:03・6226・5200)

※『anan』2016年11月23日号より。 写真・小笠原真紀 スタイリスト・仮屋薗寛子 ヘア&メイク・浜田あゆみ(メランジ)モデル・奥間 唯 文・保手濱奈美

(by anan編集部)