アンジュルムのファッション番長・佐々木莉佳子さんの、自然体なSDGs。【anan編集部リレー日誌】

2024.3.5
身近なところから実践できるSDGsを取り上げた今号。毎日身に着ける洋服に焦点を当てた、「SDGsファッション」をテーマにした企画を担当しました。アイテムのセレクト&スタイリングを担当してくれたのは、スタイリストの髙品逸実さん。

当初の打ち合わせでは「1コーデにつき、SDGsアイテムは1~2つですかね」なんて話していましたが、いざ集め始めていただくと、服だけでなくアクセサリーや小物まで、あらゆるジャンルでSDGsアイテムが大豊作! 再生素材のスカート、古着をアップサイクルしたシャツ、再精製した金属で作ったジュエリー…。「環境に優しいから」はもちろんですが、それ以前に「かわいいから」欲しい!と感じるモノがぎっしり詰まったコーディネートを6体組んでいただきました。着こなすのは、アイドルグループ・アンジュルムの佐々木莉佳子さん。

笑顔でスタジオ入りしたあと、ヘアメイクも完了し、1コーデ目に着替えたときから撮影完了まで「かわいい!」「素敵!」「おしゃれ~!」の声が飛び交い、カメラマンの要望に「こんな感じですか?」と対応するポージングもさすがな佐々木さん。「ちょっと足を広げて、デーンと立ってみましょうか」と言われた際には、ダンスで鍛えた体幹も披露していただきました。インタビューでは、驚異的な物持ちの良さが反映されたエピソードが多数。洋服を買う際は納得するまで吟味し、一度買ったらすぐ手放さずに大切に手入れしつつ使う。どうしても手放す時は、「欲しい」と言ってくれる後輩にあげる。とても自然にSDGsを実践してらっしゃって、今号のテーマにぴったりなお話が次々と飛び出します。

佐々木さんは、今年の春ツアーをもって、所属グループからの卒業を控えています。もっと自分のことばかり考えてもよさそうなタイミングなのに、「後輩のために、もっとこんなことをしてあげたい」という話が溢れてくる、その人柄の温かさにじーんとさせられ…。今後の目標を尋ねられ、「まず卒業まで泣かないことかな。涙もろいので(笑)」と答える場面も。グループ名の「アンジュルム」はフランス語のange(天使)とlarme(涙)を組み合わせた造語で、「天使のような優しい心で、いろいろな涙を一緒に流していこう」という意味が込められています。優しく強い心を持った佐々木さんがこれから流す涙は、きっと前向きで素敵なものばかりに違いない…と思わずにはいられない取材となりました。(SK)



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