JO1・豆原一成、與那城奨とユニットを組むなら「セクシーな曲を歌いたい」

2023.11.22
この秋、京セラドーム大阪での単独公演という大きな夢を実現するJO1。ついにつかみ取った、そしてファンへのとびきりのギフトともなったこの快挙に、いま何を思うのか。リーダー與那城奨(よなしろ・しょう)さんと最年少メンバーの豆原一成(まめはら・いっせい)さんに尋ねました。
Entame

與那城奨さん

Entame

今年、JO1として2回目のアリーナツアーをやらせていただいて、その初日に京セラドーム大阪での追加公演を発表しました。僕たち自身がこのことを初めて聞いた時、メンバー全員ですごくはしゃぎましたね。ドームはずっと目指していた場所ですし、念願が叶ったうれしさはもちろんあって。でも僕としてはどこか「やっとだな」という気持ちもありました。JO1結成からの4年が濃すぎてそう感じるのかもしれないけど。僕たちはデビュー直後にコロナ禍があり、計画をいったんすべて立て直す、というところから始まったんです。当時はグループも事務所もできたばかりで、何もかもが手探りでした。でも、そこからいろいろな方が応援してくれるようになって、JO1を知ってくれる方も増えて、今では後輩もできました。とにかくやるしかないという気持ちで霧の中を必死に切り開いて進んできたので、ドーム公演という、夢のひとつが叶うことでようやくその霧が晴れたような気がします。

京セラドーム大阪といえば、「2022 MAMA AWARDS」で一度ステージに立っているので、あの広さは経験しているんです。今回のアリーナツアーではステージを降りて客席で歌う演出があったり、JAM(JO1のファンの呼称)との距離がすごく近くて。でもドームは広い分、僕らを遠くに感じてしまうかもしれないので、できるだけ近くに行けるようにしたいです。実は今年、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEにいる同級生と一緒にBLACKPINKさんの東京ドーム公演に行ったんですが、めちゃくちゃかっこよかったんですよ! あのクラスになると、“アーティストが客席を見る”んじゃなくて、“客席にいる人全員がアーティストに集中する”んだなと感じました。ドームという会場では、「遠い席の人もちゃんと見えているかな」って気にするだけでは足りなくて、遠い席にいる人たちからも僕らと同じくらいの熱量を引き出さなきゃいけない。そのレベルに達するには、僕たちはまだまだかもしれないけれど、アリーナとはまた違う景色が見てみたいなと思っています。

とにかく待ちに待ったドーム公演です。JO1はメンバーの半分が関西出身なので、なぜか僕も大阪には“帰ってきた”感があります。京セラドーム大阪での公演をやり切って、清々しい気持ちで今年を終えたいですね。

よなしろ・しょう 1995年10月25日生まれ、沖縄県出身。JO1の最年長でリーダー。今年は沖縄問題を取り上げたドラマ『フェンス』や品川ヒロシ監督の映画『OUT』出演で話題に。

コート¥121,000(ダイリク info@dairiku-cinema.com) ロングベスト¥75,900(ユハ TEL:03・6659・9915) シャツ¥27,500(カネマサフィル/カネマサ トウキョウ オフィス TEL:03・5784・1602) ベルト¥22,000(サノバチーズ TEL:03・6427・1986) リング¥15,230(サードムーブメント thirdmovejapan@gmail.com) その他はスタイリスト私物

豆原一成さん

JO1

今年初めのミーティングで、事務所の方から「今年、ドーム公演をしようと思う」という話がありました。「マジか」と驚くのと同時に、すっごくうれしかったです。(河野)純喜くんは「いぇ~い」って、ガッツポーズをしていましたね。僕は「デビューから5~6年後にはドームのステージに立ちたい」くらいに考えていたので、随分早いなというのが正直な気持ち。でも、今のJO1には、ドームでも最高のパフォーマンスで魅せる力があると思っているし、胸を張って大舞台に立ちたいです。

ファンの皆さんには、アリーナツアーの初日公演で発表しました。スクリーンに告知が出た瞬間、今まで聞いたことのないほどの大きな歓声が聞こえて! 「僕たちのドーム公演を待ち望んでいた方がいたんだ」とうれしくなりました。泣いている方もいて、その顔を見て僕も泣きそうになっちゃいました。

京セラドーム大阪は、特別なステージだと思います。昔、あるアーティストのライブを観に行ったことがあったのですが、僕、その方が登場した瞬間、涙がドバッと溢れて出てきたんですよね。そんな“圧倒される”という感覚を僕たちのファンにも味わってもらいたいです。

会場は大きくなるけど、やることは一つ。最上階の最後列の人にも想いが伝わるように全身でパフォーマンスをする。それに尽きます。アリーナツアーの集大成でもありますし、11人でかましていくだけですね。

最新アルバムではユニット曲の「Itty Bitty」に参加しています。でも、奨くんが参加している「Mad In Love」も大好き。自分のプレイリストに入れているほどです。キャッチーで、王子様感のあるキラキラしたメロディは、奨くんの雰囲気にぴったり。ユニットなので、普段より1人ずつのパートが多い分、奨くんの温かみある声をよりしっかり感じられるんです。この前、「奨くんの英語の発音の良さに感動した」と伝えたら「お、おう。サンキュー」って。言葉はそっけないけど、顔はものすごくうれしそうでした(笑)。

奨くんと僕でユニットを組むなら、セクシーな曲を歌いたいですね。奨くんって色気があるじゃないですか。“7歳差のセクシー対決”とかしたら面白そう。僕はどれだけ色気を出せるかわからないですけど。間近で“真の大人セクシー”を見て、勉強しようと思います。

まめはら・いっせい 2002年5月30日生まれ、岡山県出身。目下肉体改造中で、栄養バランス抜群の手作り朝食がファンの間で話題に。癒しは実家の愛犬“まる”。俳優としても活動中。

コート¥58,300(バブアー×フリークス ストア/フリークス ストア渋谷 TEL:03・6415・7728) シャツ¥8,910(アトマ/シアンPR TEL:03・6662・5525) パンツ¥35,200(ビナイン/エヌエスナイン TEL:03・5877・9442) イヤリング¥18,700(ガルニ/ガルニトウキョウ TEL:03・3770・4554) イヤカフ¥11,720/サードムーブメント) その他はスタイリスト私物

※『anan』2023年11月22日号より。写真・内田紘倫(The VOICE) スタイリスト・ダヨシ ヘア&メイク・西尾さゆり 佐々木美香 取材、文・尹 秀姫 酒井美絵子

(by anan編集部)