上向きバストは血行改善で! “くびれ番長”の美乳メソッド

2021.9.23
“くびれ番長”こと、ボディメイクトレーナーの扇田純さん。実は、美しいデコルテに仕上げるメソッドにも定評がある。

確実な成果を出すトレーナーが秘訣を伝授。

「挙式を控え、ウェディングドレスを綺麗に着こなしたいという要望に合わせて、独自のメニューを考案してきました。理想のデコルテを作るには、サイズにかかわらず、首、鎖骨のラインはスッキリと、鎖骨下のバスト上部はふんわりさせるのが基本なんです」

ターゲットは、胸の土台となる大きな筋肉・大胸筋。そして、デコルテの美しさを支える背中側の筋肉・広背筋と僧帽筋だ。

「ふんわりしてハリのある、上向きバストにするためには、血行改善がポイント。前屈みの姿勢の人、肩がこる人は血行が滞り、バストが垂れたり形が崩れやすいです。そこで今回は、胸と背中の血行を改善させ、ターゲットの大胸筋や広背筋、僧帽筋を刺激して、コリやむくみも解消できる、基本のプログラムを考えました」

乳房の下にある筋肉を鍛え、ベースをしっかり支える。

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バストの土台。約9割が脂肪組織とされるバストの重さを支えるのは、大胸筋に頼ること大。ただ、女性は日常で大胸筋を使った動きをしていないので、積極的に鍛えるべき。

背中側の筋肉の柔軟性が、美しいバストをサポート。

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広背筋や僧帽筋がしなやかなら、姿勢が整い、体の前側の大胸筋と連動してバストを持ち上げる力がアップ。前屈みの姿勢が多い人、猫背の人は特にこれらの筋肉をほぐす必要あり。

基本
背中の柔軟性を取り戻して、胸まわりの血流をアップ。

姿勢が悪い人は、特に背中まわりの筋肉が硬くなりがち。広背筋、僧帽筋をほぐすと大胸筋にもアプローチしやすくなる。ヨガ、ワークアウト、ストレッチ、いずれも胸を大きく開き、背中の筋肉をしっかり使うよう意識して行おう。

【ヨガ】左右各5呼吸

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(1)膝の真下にかかとがくるように右膝を立て、左脚は足の甲を床につけて後ろにまっすぐ伸ばす。腰は真下に落とす感覚で。両手は右膝の上に。

(2)両肘を伸ばして後ろ手を組み、こぶしを少し上に上げるイメージで、肩甲骨を寄せ、できるだけ胸を開く。耳と肩を遠ざけるように肩は落として、あごは少し上げる。5呼吸キープ。脚を入れ替えて同様に。

【ワークアウト】10~15回

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(1)膝立ちして膝を腰幅に開く。両手に500mlのペットボトル(中身入り)を1本ずつ持ち、肘を少し曲げる。両手は顔の高さに。

(2)息を吸い、吐きながらゆっくり腕を真横に開く。肘の高さは変えない。背中の筋肉を使い、両腕を動かすイメージで。両手を左右対称になるようにして、肘は伸ばし切らない。息を吸いながら1に戻り、10~15回繰り返す。

【ストレッチ】上げ下げ5往復

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(1)足をこぶし1個分開けて立つ。両手に500mlのペットボトル(中身入り)を1本ずつ持ち、両手を上げる。腕の位置が耳の後ろにくるように。

(2)~(4)広背筋を使い、両手で大きな円を描きながら腕をゆっくり下ろす。下ろし切ったら下から上に円を描くように、(1)の位置に戻る。呼吸は自然に。5往復。

扇田 純さん ボディメイクトレーナー、「J’s Beauty Studio」代表。『くびれ番長の21日間で試着室でも自信が持てる私になる』(講談社)など著書多数。インスタグラムは@jun_oogida

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※『anan』2021年9月29日号より。写真・中島慶子 スタイリスト・白男川清美 ヘア&メイク・青山理恵(ヌーデ) 取材、文・板倉ミキコ

(by anan編集部)