横澤夏子、資格試験の会場で「問題を出してもいいですか?」と言われ…

2020.6.11
出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、産休中だからこそ出会えたいい女を実演する“おめでた編”。今回は試験の時に助けてくれた女性、「チャイルドマインダーの問題を出す女」になりきり。

学生時代のような気持ちになりました!

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出産前、チャイルドマインダーの資格を取るための勉強をしていました。ベビーシッターの資格は持っているのですが、さらにステップアップしたいと思い挑戦することに。チャイルドマインダーの資格を取ることで、0~12歳までの子供を訪問や在宅で、お預かりできるようになります。私と同じ日に資格試験を受けた人が一人いて、「頑張りましょう~」と励まし合っていたのですが、その人が「問題を出してもいいですか?」と言ってくださったんです。そして、「子供が熱を出した時の対策は?」「イチゴ舌になってしまう病気は何?」などと出題されて、私は、「え~、難しい~!」と返す。そのやりとりが、まるで学生時代のようで楽しかったんです。しかも、答えが合っていると「正解です!」と喜んでくれる。その人は一度、試験を受けたことがあるので問題の対策もできているし、対策講座も受けていて、「病気のことはめちゃめちゃ出ますよ!」と傾向を教えてくれる。「お子さんが生まれるなら、一回で受かりたいですよね!」と気持ちに寄り添ってくれたりもして、なんて優しい人だろうと思いました。話をしていると、私と同じ新潟の出身で、ユニクロの同じ服を着ていたりと、いろいろな共通点があって盛り上がったんです。

普通、試験といえば、相手を蹴落としたいという気持ちになるはずなのに、“一緒に受かりましょう!”と、私のために問題を出してくれるのがすごいと思いました。彼女のように優しくできるようになるには、まず、しっかりと勉強をして、自分に余裕を持つことが第一です。しかも、その人は、「自分の勉強にもなるから~」と、私に気を使わせないようにしてくれて、そういう素敵なところも真似したいと思いました!

よこさわ・なつこ 芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。2月に第一子を出産。

※『anan』2020年6月17日号より。写真・中島慶子 文・重信 綾

(by anan編集部)