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チーズやハムをぎゅっと挟んでパクッ! イタリア郷土料理の新店

2019.9.6
フードライター・平野紗季子さんの「MY STANDARD GOURMET」。今回は『Tigelleria Gatari(ティジェッレリア ガタリ)』のティジェッラとニョッコフリットのランチです。
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夜、目白駅脇の銀鈴坂を登っていくと、その中腹でひときわごきげんな黄色い外壁の店に出会う。外の明かりはオレンジで、中は真っ白な蛍光灯。6~7人も入れば満席の小さなカウンターはぎゅっと賑わい、絵になりすぎている。

『ティジェッレリア ガタリ』は今年7月にオープンしたばかりのティジェッラ専門店。エミリアロマーニャ州の郷土料理が楽しめる『トレ ガッティ』の姉妹店だ。って言われたってティジェッラって何……? 状態なのだが、カウンターのショーケースには花の焼印が施された平たいパンがずらり(かわいい)。その名がティジェッラで、半分に割った隙間にチーズやハムをぎゅっと挟んで食すのがモデナやボローニャの食文化なのだ。

なるほどねーと聞いてる間に食べ終わってしまうほど気軽なスナックで、定番のペストモデネーゼは絶品。自家製ラルドに、ニンニク・ローズマリー・セージを効かせてパルメザンチーズを加えたペーストは旨味が抜群、昼夜問わずランブルスコを渇望してしまう。もちろんティジェッラも自家製で、毎朝エミリアロマーニャ州産の有機古代小麦を使って焼き上げる。「日本でイタリア料理を掲げる以上は、現地の素材を使ってクラシックにやらないと」と、オーナーシェフの眞壁貴広さん。徹底的な現地愛が5坪サイズに濃縮された空間はあまりに旅! 本当にここ、東京のど真ん中なの?

ただの立ち飲みバールにあらず。エミリアロマーニャ愛あふれる、ティジェッラとニョッコフリットのランチ¥1,000。ドリンクには微発泡赤ワイン・ランブルスコが推し。現地で食される揚げパン・ニョッコフリットは、モルタデッラや生ハムを挟んでパクリ。

Tigelleria Gatari 東京都豊島区目白3-4-15 目白駅前ビルB1 TEL:03・6914・4554 10:30~翌2:00(日曜~24:00) 無休(不定休あり) ランチタイムは10:30~15:30

ひらの・さきこ 1991年生まれ。フードライター。著書にエッセイ集『生まれた時からアルデンテ』(平凡社)。

※『anan』2019年9月11日号より。写真・清水奈緒 取材、文・平野紗季子

(by anan編集部)

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