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“めで鯛”だけじゃない! 古来から伝わる「縁起食」とは?

2018.3.30
福を呼ぶ縁起物の食べものにはどんなものがある? 日本の行事やしきたりに詳しい広田千悦子さんが教えてくれました。

慶び、捧げる縁起食

祝いの席に欠かせない食べものといえば、赤飯と並び、鯛も知られる。“めで鯛”という語呂合わせもさることながら、腐りにくく、崩れにくい立派な姿形も好まれたという。紅白のほか、黄色い食べものも福を呼ぶ縁起物。

【紅白:物事を清める色合わせ】
白は清浄、赤は邪気を祓うとされる。その2つの色を組み合わせることで、物事を清めるという願いが込められている。梅をかたどり、縁起を重ねて。

縁起食

井上蒲鉾店
梅花はんぺん 10枚(紅白各5枚)¥1,560
昭和6年から続く、神奈川県鎌倉市に本店を置くかまぼこ専門店の看板商品。かまぼこの生地で作られる梅花をかたどったはんぺんは、一般的なそれとは異なる食感とコシを持つ。●神奈川県鎌倉市由比ガ浜1‐12‐7 TEL:0467・22・1133 8:30~18:00 水曜休

【赤飯:赤米に見立て供えたのがはじまり】
日本人が古代から食べていたのは赤米といわれ、その古にならい、もち米に小豆やササゲを入れ、赤く炊いた。小豆や赤い色は邪気を祓うとされる。

縁起食

福茶屋
赤飯 六角折巾着袋付き¥799(税込み)
東京・白金に和菓子屋として創業して50余年。赤飯のおいしさが評判を呼び、いつしか主役に。千葉県産ヒメノモチで炊くコシのある赤飯は、大納言小豆か備中ダルマササゲかを選べる。●東京都港区白金台4‐7‐4 TEL:03・3441・1627 9:00~18:00 不定休

【甘茶:釈迦の故事に因んだ縁起茶】
釈迦の誕生を祝う行事で、釈迦像にかけられ、ふるまわれるのが、このお茶。釈迦誕生の際、9頭の龍が天から注いだという清浄の水に見立てている。

縁起食

日本茶専門店IPPUKU
九戸村(くのへむら)あま茶 50g¥910
日本茶専門店がセレクトする、岩手県北部の九戸村の無農薬無化学肥料の甘茶。ガクアジサイに似た花をつける木の葉で、砂糖の200倍という自然の甘みの豊かさに驚かされる。●静岡県掛川市領家965‐2 info@aramahoshi.jp www.1puku.comより取り寄せ可。

【いなり寿司:稲荷神社に供えるごちそう】
お稲荷様の使いであるキツネの好物が、油揚げ。そこから油揚げに酢飯を詰めたいなり寿司が、稲荷神社にお供えされるようになり、縁起物となった。

縁起食

おつな寿司
いなりずし 8個¥960~
明治8年に生まれた茶屋を大評判にしたのが、油揚げを返して包んだいなり寿司。煮汁がよく染みた揚げには、刻み柚子が爽やかに香るシャリ。●東京都港区六本木7‐14‐4‐1F TEL:03・3401・9953 持ち帰り10:00~21:00(土曜~20:30、日曜~13:00) 不定休

広田千悦子さん 日本の行事・歳時記研究家。築80年の日本家屋にて、凛とした和装で「しつらい教室」を開催するほか、文筆家として著書も多数。近著に『鳩居堂の歳時記』がある。

※『anan』2018年4月4日号より。写真・清水奈緒 スタイリスト・荻野玲子 取材、文・齋藤優子

(by anan編集部)

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